博報堂は、SNS上のブランドビルドを目的として業務提携を行っているMeta日本法人Facebook Japanのデータ・テクノロジーを活用したソリューション「AaaS with Meta」の新機能をリリースした。本機能は、第一弾として提供を開始した「インフルエンサー施策の分析・PDCAサイクル」において、施策実施前のプラニングフェーズにAIを活用した新機能を搭載する。これにより、Metaプラットフォーム上におけるインフルエンサー施策効果の事前予測が可能になる。

広告主のブランドイメージ形成において、SNS上でユーザーが生成した投稿(UGC)は重要な役割を果たしている。特に、生活者に対して影響力を持つインフルエンサーによるUGC投稿は、生活者のイメージ形成や広告主の商品イメージに大きな影響を与える。博報堂とMetaはこれまで、インフルエンサー施策の効果を可視化し、ブランドへの貢献度を高めるPDCAサイクルの環境を整備してきた(第一弾機能)。今回、施策前のプラニングフェーズにおいて、Metaのデータ・テクノロジーとAaaSが保有する生活者データ・AI技術を本格的に適用することで機能の拡充を図る。具体的には、広告主の課題に対して希望条件を指定することで最適なインフルエンサーの組み合わせをシミュレートでき、Metaプラットフォーム上における広告施策効果を事前に予測することが可能になる。
本機能は、Metaプラットフォーム上のUGCデータおよびAaaSが保有する大規模調査データを活用し、以下のステップで広告効果の事前予測を実現する。

(1)ターゲットの親和性が高いインフルエンサーの候補を選定
広告主のブランドイメージや商材(食料品、化粧品など)に合わせ、Metaの広告配信データやAaaSの大規模調査データを活用し、狙うべきターゲット層を特定する。その上で、ブランドや特定カテゴリに対して高い購買影響力を持つインフルエンサー候補をAIを活用してマッチ率とともに自動でリストアップする。

(2)広告効果を最大化させる組み合わせと効果を事前に予測
投稿カテゴリ・フォロワー数などのインフルエンサー条件、予算やアサイン人数などの全体条件を指定することで、広告主の課題に合わせたKPI(リーチや購買喚起度など)を最大化させる最適なインフルエンサーの組み合わせを選定・提案する。また、その組み合わせで施策を実施した場合の効果を具体的な数値(予測値)として可視化する。これにより、広告配信前に予測数値に基づきプラニングを行うことができる。
本取り組みは、博報堂DYグループの横断的なAI専門家集団「HCAI Professionals」の活動の一環としても推進されている。

博報堂とMeta両社は今後もAaaSとMeta双方がもつ強みを活かして、ブランドと親和性の高いインフルエンサー起用によるSNS特有の波及効果を最大化させることで、ブランドビルドの強化、メディア広告効果の最大化による事業目標の達成に貢献する。

■AaaSについて
広告業界で長らく続いてきた「広告枠の取引」によるビジネス(いわゆる「予約型」)から「広告効果の最大化」によるビジネス(いわゆる「運用型」)への転換を見据えた、博報堂が提唱する広告メディアビジネスのデジタルトランスフォーメーションを果たす次世代型モデル。<AaaSは博報堂の登録商標である。>