ユニクロ(ファーストリテイリング)は8月23日、フリーマガジン『LifeWear magazine』を創刊した。冊子を通じてユニクロの服が提示する“LifeWear”の考え方をひもとき、服づくりに込めた思いを伝えていく。編集を手がけたのは、ファーストリテイリング クリエイティブディレクターの木下孝浩氏。『POPEYE(ポパイ)』(マガジンハウス)の元編集長で、2018年5月に同社に入社した。
『LifeWear magazine』は、A4変形の全120ページ。本文は日本語と英語で表記している。グローバルで約100万部配布予定。
『LifeWear magazine』は、A4変形の全120ページ。本文は日本語と英語で表記している。グローバルで約100万部配布予定。
同誌は、年2回(春夏号・秋冬号)の発刊を予定している。創刊号の2019年秋冬号では、巻頭特集としてロサンゼルスに暮らす人々をスタイリングしたファッションストーリーを掲載。グローバルブランドアンバサダーのロジャー・フェデラー選手(男子プロテニス選手)へのインタビューも収録している。
設置場所は、全国のユニクロ店舗や蔦屋書店など。グローバルで100万部を配布する。デジタル版も制作しており、電子書籍「Kindle」や特設サイトでも読むことができる。

木下氏は、「この時代に雑誌を創刊できることはラッキーで、とてもエキサイティングな半年間でした。我々の“LifeWear”という価値観をいろんな形で編集し、伝えていくのは新たな挑戦です。この雑誌を楽しみにしてくれる読者を、少しずつ増やしていければと考えています。紙とデジタル、両方のメリットを考えながら、マガジンというカルチャーを大切にしていければと思っています」とコメントしている。