ラコステ ジャパンは、古着から新作までを取り扱う期間限定店「OLD meets NEW」を9月13日に、表参道にオープンした。
同店に並ぶのは、新作の秋冬コレクションと全国から収集した約400着のラコステの古着。販売されている古着にはショップ名であり、今回の試みのキーワードである「OLD meets NEW」のタグが付けられている。このショップでは、年代にとらわれず、新旧の商品を販売するだけではなく、新しいコーディネートを提案していくことも重視している。
こうした試みの背景にあるのは、ファッション界が直面する大量生産・大量廃棄の問題だ。新作を販売することをセオリーとするファッションブランドにとって、古着を同時に販売するのは大きな試みでもある。「タイムレスな価値を大切にしてきたブランドとして、これはチャレンジするべき取り組み。創設者ルネ・ラコステのパイオニア精神を取り入れて、ブランドとして新しいものを発信していきたい」と、代表取締役 李孝氏は話した。

グローバルでもリサイクル素材を使った商品や製造数を抑えるなど、こうした問題に取り組んできたが、今回は「ラコステだからこそできる、お客さまへの発信は何か」を考えた結果、出てきたアイデアが古着だったという。「ブランド創設から80年以上経った現在も変わらない、ラコステのタイムレスな価値と魅力を改めて提案していくプロジェクトにしたいと考えました」と、同社マーケティング部部長 櫻間史子氏。ラコステジャパン マーケティングチームを中心に電通の協力も得て、1年かけて日本初となるプロジェクトを実現させた。
また、ショップでは「UPCIYLEオーダー会」も実施する。ヴィンテージ素材に染や箔を施すことで、ファッションに新しい価値をもたらす「NEW VINTAGE」という作品を手掛けるアーティスト 藤澤ゆき氏が参加。期間中、過去に販売したラコステのポロシャツ、Tシャツを持参、または店内で古着を購入した先着3名(毎日)に、箔を施してプレゼントする。この企画は同ショップ閉店後も、ラコステ各ショップで実施する予定だ。
期間中は、人気モデル モトーラ世理奈ほか20名以上のモデルを起用した広告キャンペーンを展開するほか、コーディネートをまとめたルックブックも配布。ショップ来場者、購入者にはオリジナルステッカーなどがプレゼントされる。同ショップは、9月25日までの開催となる。
<「OLD meets NEW」限定ショップ>
期間:開催中、9月25日(水)まで。
会場:表参道ベーカリーカフェ426(東京都渋谷区神宮前4-26-18 原宿ピアザビル1・2F)
時間:11時~19時


<スタッフリスト>
■企画制作:電通+電通クリエーティブフォース
クリエイティブディレクター:藤田卓也
コミュニケーションプランナー:加藤倫子
コピーライター:藤田卓也
アートディレクター:井本善之
PRプランナー:青山大樹
プロデューサー:吉川隆洋、谷内浩行
クリエイティブプロデューサー:栗川愛子

■店舗設計:電通ライブ+beatnik
プロデューサー:青柳裕士
施工プロダクションマネージャー:森鼻良太
運営プロダクションマネージャー:小野夏実
空間デザイナー:山田旭

■撮影・制作
撮影:青山たかかず
美術:玉ノ井哲也
スタイリスト:杉本学子
ヘアメイク:内藤歩 free
レタッチ:津金卓也
プロデューサー:丹治遥

■MOVIE
エディター:松本豊

■Web:Dentsu TEC+AID-DCC inc.
Webプロデューサー/ディレクター:並木隼人
ディレクター:有吉学
デベロッパー:長谷川季木

■デザイン:ADBRAIN
ディレクター:山口祐基、佐藤光、相川裕美

■PR
マテリアルプランナー:國井麻衣