LINEは、「LINE」を活用したデジタルチラシサービス「LINEチラシ」の先行販売を開始した。
 
「LINEチラシ」は、これまでオフラインでの配布が中心だったチラシやDMを、「LINE」を通じてユーザーの興味関心・生活エリア・タイミングに合わせて、パーソナライズされた状態で配信する、スマートフォンに最適化したデジタルチラシサービスだ。

「LINEチラシ」では「ADフォーマット」「メディアフォーマット」「メッセージフォーマット」の3つのフォーマットが提供され、広告主はチラシ配信のターゲットや目的に応じてフォーマットを選択することが可能となっている。

「LINEチラシ ADフォーマット」は、商圏エリアターゲティングによる広告配信が可能で、「LINEタイムライン」ユーザーを対象に、市町村レベルでのエリアターゲティング配信ができる。また、デジタルチラシの自動生成・配信も行う。

「LINEチラシ メディアフォーマット」は、LINEのユーザー属性や利用状況に応じて、ユーザーごとに最適化された商品情報を配信できるフォーマット。国内月間利用者数5600万人の「LINEウォレット」や「チラシメディア」上に、LINEユーザーごとにパーソナライズされた状態で近隣店舗の商品情報や、ユーザーによる閲覧履歴・店舗登録・お気に入り商品の登録などをもとにしたレコメンドが掲載される。
「LINEチラシ メディアフォーマット」掲載イメージ
「LINEチラシ メディアフォーマット」掲載イメージ
「LINEチラシ メッセージフォーマット」では、商圏エリア内のロイヤル顧客に対し、「LINE公式アカウント」を通じたプッシュ通知による訴求が可能だ。LINEのプッシュ通知によるセール通知などにより、リピーター獲得や店舗へのロイヤリティ醸成を促進する。

また今回、「LINEチラシ メディアフォーマット」においては、チラシ領域における豊富な技術・実績・ノウハウを持つ大日本印刷を初の販売パートナーとして先行販売を行う。同社は流通・小売をはじめとする企業各社への「LINEチラシ メディアフォーマット」の先行販売を開始するとともに、長年培ってきたチラシ制作や、高度なセキュリティ機能を持った情報プラットフォームの技術・ノウハウを活かして、「LINEチラシ メディアフォーマット」向けの入稿システムを企業各社に提供する。

LINEは今後さまざまなメニュー提供やプラットフォームの改善を継続的に実現することで、企業とユーザーの双方にとって価値のある情報接点を提供し、コミュニケーションインフラとして多様な活用の可能性を広げていく考えだ。