朝日広告社は1月15日、ファンが増えている「声優」に着目したマーケティング・ソリューションの提供を開始すると発表した。以前はアニメ、ゲーム、吹き替えなどが主であった声優がアイドル活動、ミュージカルへの出演などへと活動範囲が広がる中で、熱狂的なファンを増やしている点に着目。

ファン心理を活用したマーケティングの一環として、声優を核にしたコミュニケーションデザインの開発に取り組んできたという。具体的には今回、「ASAKO『声優コミュニケーションパワー』分析™」の開発、ならびに広告主企業へのソリューション提供開始が発表された。

「ASAKO『声優コミュニケーションパワー』分析™」とは、同社独自のデータストックから、個々の男性声優のSNSにおける「リーチ力」と「エンゲージメント力」を計測する仕組み。「リーチ力」は、約200名の男性声優に関わる口コミを対象に、その総数、ポジティブ発言・ネガティブ発言の比率、発信者の男女比などを集計。各声優がどれほど話題になっているか、その規模や詳細を分析。

「エンゲージメント力」については、約160名の男性声優のTwitterアカウントを対象に、1ツイートに対する平均リプライ数、RT数、いいね数をマンスリーで集計。各声優の投稿の影響力を分析するという。

これらの計測の結果に基づいて、同社では各マーケティング施策に適した、起用声優やその施策の展開時期、内容を提案していきたいとしている。