本田技研工業は2月13日より、「Hondaウエルカムプラザ青山」(東京・港)で体験型イベント「ここちよさ展」を開催している。
本展は「4つのここちよさ」を提案する新型FITの発売に合わせ、消費者との接点創出や訴求点の理解促進を目的とした企画。会場では「聴覚」「視覚」「嗅覚」「触覚」の4つの感覚それぞれにおいて、体験者が「ここちよく」感じるものを選択。同社独自のシステムにより、体験者が今感じている気分を診断できる。

オープニングイベントにおいて、本田技研工業 ブランド・コミュニケーション本部 広報部 坂実沙子氏は「新型FITの開発責任者より、当社が長年商品・技術開発のために重視してきた『人の研究』と、『さわりごこち』に注力した、という話がありました。人の研究の一環として行った『潜在ニーズ調査』をお客さまにも体感してもらうことで、普段車にあまり関心のない方にも興味を持っていただくべく、本展を実施しました。潜在ニーズ調査を行うことで、普段言語化できていないお客さまのニーズを知っていただき、楽しんでいただければと考えています」と話す。

また本田技術研究所 オートモビルセンター 新型FIT CMFデザイナー 落合愛弓さんは「これまでのFITは機能価値を追求してきましたが、新型FITではそこから『ここちよさ』という感性価値にシフトしようとしています。今回の展示は来場者の方々に主役になっていただき、ご自身のニーズを可視化することで『ここちよさ』を体感していただければ幸いです」とコメントした。
受付でチェックシートを受けとる。各感覚のブースで「もっともここちよさを感じたもの」と「2番目にここちよさを感じたもの」を記入しながら会場を回る。
受付でチェックシートを受けとる。各感覚のブースで「もっともここちよさを感じたもの」と「2番目にここちよさを感じたもの」を記入しながら会場を回る。
「聴覚」ブース。枠内に入ると頭上に設置された指向性スピーカーから「屋久島のせせらぎ」「朝霧高原の朝」などの音が聞こえる。用意された音は5種類。
「聴覚」ブース。枠内に入ると頭上に設置された指向性スピーカーから「屋久島のせせらぎ」「朝霧高原の朝」などの音が聞こえる。用意された音は5種類。
「視覚」ブース。25種類の写真の中から、「ここちよい」と感じる写真を選択する。
「視覚」ブース。25種類の写真の中から、「ここちよい」と感じる写真を選択する。
続いて「嗅覚」ブース。10本の瓶の中にはそれぞれ「フルーツとライム」「もみの木とお香」などの香りが。アロマテラピー専門店「生活の木」が監修。
続いて「嗅覚」ブース。10本の瓶の中にはそれぞれ「フルーツとライム」「もみの木とお香」などの香りが。アロマテラピー専門店「生活の木」が監修。
最後に触覚。デニム、シリコンゴムなどつるされている10種類から選択する。
最後に触覚。デニム、シリコンゴムなどつるされている10種類から選択する。
最後に記入した用紙(左)を受付に持っていくと診断結果が。筆者の今の気分は「HOME」だった。それに合わせたぴったりな「味覚」として、アールグレイティーが提供された。そのほかに「BASIC」「CROSSTAR」「NESS」「LUXE」があり、それぞれに合わせてコーヒー、ビネガードリンク、トロピカルティーなどが用意されている。
最後に記入した用紙(左)を受付に持っていくと診断結果が。筆者の今の気分は「HOME」だった。それに合わせたぴったりな「味覚」として、アールグレイティーが提供された。そのほかに「BASIC」「CROSSTAR」「NESS」「LUXE」があり、それぞれに合わせてコーヒー、ビネガードリンク、トロピカルティーなどが用意されている。
「Hondaウエルカムプラザ青山」は1月18日にリニューアルオープン。「誰でも気軽に立ち寄れる憩いの場」をコンセプトに掲げ、MILES Honda Caféやグッズショップ、授乳室を併設している。「ここちよさ展」は3月14日まで。