近畿日本鉄道は2月28日から4月24日の間、近鉄主要駅でAIを活用したデジタルサイネージによる利用者案内の実証実験を実施する。

サイネージ設置駅は大阪難波駅、近鉄日本橋駅、近鉄奈良駅、近鉄名古屋駅、宇治山田駅、五十鈴川駅の計6駅で、稼働時間は始発から終電までを予定している。
今回の実証実験は、多様化する利用者ニーズへの対応や、インバウンドに対する多言語での案内の必要性など、駅での案内サービスを充実させるために行われる。

案内用デジタルサイネージを設置し、「乗換案内」「駅構内や駅周辺の案内」「よくあるお問い合わせへの回答」などを多言語(日・英・中・韓の4カ国語)で行い、問い合わせに対して適切な案内ができているかを検証していく。

今後は、利用者からのさまざまな質問内容をAIに学習させることにより、ともにAIを育て、より充実した案内サービスを提供していく予定。また、ニーズに対応していくため、先進技術を積極的に取り入れ、サービスの向上や未来の駅を目指していく。