福岡市の映像制作会社リーボは、新型コロナウルスの影響で中止したイベントをサポートするため、ライブ配信サービス「RE/VEL live(リーベル・ライブ)」の提供を開始した。

このサービスでは、リーボの映像チームが、撮影・音声収録、ライブ配信までを行う。配信にかかる費用については、国内最大のクラウドファンディングを運営するCAMPFIREの福岡市エリアオーナーであるラシンと連携して、資金集めからサポート。調達が見込める金額で開催できるよう提案し、支払いはクラウドファンディングによる回収を済ませた後となるため、興行主やイベント事業者にとっての負担を極力少なくし、イベント中止による損失の回収を行うことができる。

第一弾として、『くるめ街かど音楽祭』の参加アーティストらがライブ配信実施

3月21日、22日に久留米市で開催予定で中止となった音楽イベント『くるめ街かど音楽祭』の参加アーティストらが、「ふくおか街かど音楽配信祭」と称して3月15日にライブ配信を行った。

今後、案件によっては、撮影した内容を別途編集して映像作品とし、リーボVimeoアカウントより有料配信して、収益を事業者に還元することも予定している。

会社説明会や学校説明会にも対応

エンターテインメントだけでなく、会社説明会や学校説明会に特化したライブ配信代行サービス「ON DELIVE(オンデライブ)」も開始した。登壇者と説明資料を同時に見られる画面切替や画面分割機能、テロップやクロマキー合成などの機能を備えているほか、オプションとして、視聴申し込み用Webサイトの制作や、撮影した映像を再編集して企業VPを制作するサービスなども用意している。