日本最大級のデリバリーサービス『出前館』を運営する出前館は、3月26日開催の取締役会において、LINEグループと資本業務提携を締結し、LINEグループを引受先とした約300億円の第三者割当増資を行うことを決定した。
出前館とLINEは、2016年5月より業務提携を締結し、デリバリーサービス「LINEデリマ」を2017年7月より運営している。近年、フードデリバリーへの需要が急速に高まっている状況を受けて、サービスをより強化すべく今回の合意に至った。

今回の資本業務提携によって、「サービスブランドの統一」「投資資金の確保」「システム開発およびマーケティング体制の強化」「テイクアウト領域への進出」の4点を強化。これまで双方で展開していたフードデリバリーサービスを『出前館』に統一し、システム強化を図る。

また、将来的には、出前館IDとLINE IDを統合し、デリバリーだけでなく、テイクアウトやイートイン予約、モバイルオーダーなど、飲食店のサービスを網羅する「総合フードマーケティングプラットフォーム」を目指していく。