ミズノが、2023年の実用化を目指してCARTIVATORとSkyDriveが開発を進める「空飛ぶクルマ」の乗員用座席の共同開発にジョイソン・セイフティ・システムズ・ジャパン(以下、JSSJ)とともに参画、4社共同での性能確認試験開始を発表した。
「空飛ぶクルマ」の構成品のなかで、最も重要な部品のひとつである乗員用の座席。非常着陸時に乗員を保護する衝撃緩衝機能が備わった座席が重要とされる一方、航空機レベルの性能を有する既製品は大変希少で入手が困難となっている。また、既存の航空機用に開発されているため、「空飛ぶクルマ」と使用状態の想定に違いがあり、取り扱いが難しい点が課題とされていた。

そこで、シューズのクッション性と安定性を両立させるためソール部分の基幹機能として用いる独自の波形プレート「ミズノウエーブ」の技術を持つミズノが開発に参画。「ミズノウェーブ」の技術を応用し、軽量高性能な「衝撃緩衝装置が内蔵されたシート」の開発を進めることとなった。安全を最優先に、4社で「空飛ぶクルマ」の乗員用座席の開発を推進し、新たなモビリティ社会の創造に貢献していく。
開発中のシート
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