富山県富山市に本社を置く日中・日越のコンサルティングを行うmingleは、現役東大生とタッグを組み「育成系複合型越境EC」を開始した。現役東大生の優れた頭脳と若者ならではの新発想に同社の経験やアイデア、実行力を掛け合わせ、対富裕層ビジネスに対して、情勢に合った活用法の1つとして今回のECを開始。まずは中国からサービスをスタートする。
世界中が新型コロナウイルスの影響を大きく受け、日本や欧米各国の2020年の成長率は、軒並みマイナス予測となっている一方で、中国は+1.2%と予測。10年前のバブル期に蓄えた財力が一因とされている。その蓄えの半分以上が一部の富裕層と言われており、今回、中国の富裕層をターゲットとして越境ECを開始することとなった。

「特別感」を求め「唯一無二」を好む傾向が強いターゲットとなるため、単純にサイトをつくり、タオバオなどに紐づけして商品を売るだけではなく、いままでにない仕掛けと複合サービス、遊び心でニーズを掴む。自社の中国語版コーポレートサイトや生産過程PRページ、経営者・担当者紹介ページなどを標準装備。そのほかプランに応じて、サイト内に参加企業の商品やロゴを使用して強く印象づけたり、手渡しサービスを実施したりと、ついつい買いたくなってしまう機能や特別感を体感できる仕掛けを用意している。

また、メインの開発者として現役東大生とタッグを組む。現役東大生ならではの視点と分析力、発想力を伸ばし、成果に結びつけてもらうため、費用の一部を育成に充てる。開発環境を充実させるための費用や、書籍類の購入、ニッチな分野の現状を知ってもらうための視察費用、モチベーションUPにつながる費用などに投入していく。

7月以降、随時参加企業の受付を開始し、9月1日にオープン予定。中国語版が完成後、ベトナム語版の作成も予定している。