コカ・コーラシステムは8月3日、「綾鷹」「爽健美茶」「カナダドライ ザ・タンサン・ストロング」のラベルレス製品を発売開始した。オンラインでのケース販売限定で、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで販売する。2020年4月に導入した「い・ろ・は・す 天然水 ラベルレス」に続く第2弾だ。
(左から)「綾鷹」「カナダドライ ザ・タンサン・ストロング」「爽健美茶」のラベルレス製品と従来製品。
(左から)「綾鷹」「カナダドライ ザ・タンサン・ストロング」「爽健美茶」のラベルレス製品と従来製品。
ラベルレス製品は、ラベルをはがす手間をなくしリサイクルのための分別を楽にする目的がある。通常ラベルに記載している原材料名などの法定表示は、外装ダンボールに記載する。
原材料名などの法定表示を記載した「綾鷹」の外装ダンボール。
原材料名などの法定表示を記載した「綾鷹」の外装ダンボール。
同社によると、第1弾の「い・ろ・は・す 天然水 ラベルレス」の購入者からは、「ラベルを剥がす手間や分別の手間が省けるので助かる」「プラスチックごみも減らすことにつながる」といった反響が寄せられた。

また、「い・ろ・は・す 天然水 ラベルレス」の購入者のなかで、同ブランド製品のオンライン購入が初めての人は約8割にも上った。このことから、ラベルレス製品の導入がネット通販チャネルにおける「い・ろ・は・す」ブランドの新規購入者の増加に貢献したことが分かる。

昨今は新型コロナウイルスの影響による家庭内消費の増加に伴い、ネット通販におけるRTD製品(Ready To Drink:容器入り飲料)の販売が増加傾向にある。同社は「今後も販売チャネルごとの特性を踏まえつつ、生活様式の変化に伴う消費行動の変化や新たな消費者ニーズに迅速に対応してまいります」とコメントを発表した。