回転寿司チェーンのくら寿司(大阪府堺市)は11月17日、非接触型サービスを標準装備した「スマートくらレストラン」1号店を東京・東村山市にオープンした。入店から退店まで、店員と対面することなく利用できる。
「スマートくらレストラン」1号店。座席間の背もたれの高さを確保することで、客同士の接触も低減している。
「スマートくらレストラン」1号店。座席間の背もたれの高さを確保することで、客同士の接触も低減している。
入店すると、まず入口にあるタッチパネルを使った「セルフ案内」に登録し、着席。注文は、利用者自身のスマホから行う仕組みだ。商品は「抗菌寿司カバー」に入っているため安心して食べることができる。
注文は、自身のスマホから行うことができる。
注文は、自身のスマホから行うことができる。
触れずに開閉できる「抗菌寿司カバー」も導入。
触れずに開閉できる「抗菌寿司カバー」も導入。
お皿は、レーンに取り付けたカメラで自動的にカウントしているため、会計時に店員を呼び出してカウントしてもらう必要もない。退店時にセルフレジで支払いをすれば、店員と接することなく飲食ができる。
取られたお皿を自動的にカウントするため、レーンに取り付けられたカメラ。
取られたお皿を自動的にカウントするため、レーンに取り付けられたカメラ。
同社では新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、10月に「池袋サンシャイン60通り店」と「なんば日本橋店」に特殊センサーを備えたセルフレジなどを先行導入している。今回オープンした「スマートくらレストラン」は、それらを進化させた今後のくら寿司のスタンダードとなる店舗だ。12月1日には関西1号店となる「甲子園店」もオープンし、順次全国展開していく。