ハードウェアスタートアップのVanguard Industriesは、米国・ラスベガスで行われる世界最大規模のテクノロジー見本市CES 2021に出展した。同社が開発、製造を進めるAIペット型ロボット「MOFLIN」(もふりん)が、デザイン性や機能性が極めて優れた製品・サービスに贈られる「Best of Innovation Award」賞をCES2021の“Robotics”カテゴリーにおいて受賞した。

CESは、全米民生技術協会 (CTA) が主催する世界最大規模のテクノロジー見本市であり、毎年1月に米国・ラスベガスで開催されている。出展される製品・サービスについて、CTAが設定する評価基準、選定する各カテゴリーのエキスパートによる審査によってデザインや機能性が極めて優れていると評価されたものが「CES 2021 Innovation Award」として選出される。
MOFLINは、本物の生き物のような、もふもふした愛らしさを持つ新しいコンセプトのAIペット型ロボットだ。生き物が持っている感情的な特徴、個性や成長を独自のAIによりモデル化しており、生き物らしさを生み出している。各種センサーを知覚とした動作の組み合わせによって、さまざまに生まれる無数の反応は状況によって変化していく。

同社は、2020年夏に世界最大規模のクラウドファンディングサービス「Kickstarter」のキャンペーンにより、世界中の方々1,396人より、64,779,069円の支援を集めている。これは同サービスのロボットのカテゴリーにおいて歴代トップ10に該当する実績となった。現在、2021年春の出荷に向けて開発プロジェクトを進めており、体験型店舗「b8ta Tokyo - Yurakucho」では、店頭で実際に体験することができる。