九州アートディレクターズクラブ(以下、K-ADC)は、3年ぶりに「九州ADCアワード2021」を開催することを発表した。
K-ADCは特定の職種を示す団体ではなく、コミュニケーションを生業としたクリエイター集団。日本に点在するアートディレクタークラブ(ADC)の中で、1都市・1業種でなく7県・多業種のクリエイターが集う唯一の団体であり、デザインを生業とする多彩な職種の専門家約80人が所属している。

K-ADCが主催する「九州ADCアワード」は不定期で行われる、広告やデザインの九州最大級の公開コンテストだ。会員・非会員問わず九州在住なら誰でも参加できる。3年ぶりの開催となる今回は新型コロナウイルス感染症対策のため、応募受付、審査をすべて特設サイト上のオンラインで実施。さらに例年のように会員の審査員を立てず、応募者全員が審査員となり、審査にあたる。

応募資格は、九州・沖縄・山口在住のクリエイター。制作物の露出地は九州内外、国内外を問わず、対象となるのは2018年8月から2021年2月14日までの期間に発表、使用、掲載、放映されたもの。最大34部門で受け付ける。応募の詳細は、K-ADCの応募・審査特設サイトにて確認のこと。作品審査発表は、3月14日。

授賞式は、復興をめざす熊本で開催予定。ちなみに同賞のメイングラフィックは、復興をめざす熊本城の石垣の一部を九州に見立て「希望」や「新しいものが生み出される」アワードであることを象徴している。制作を手がけたのは、前回グランプリの永松崇氏(福岡市)。

また、K-ADCは同賞の開催にあたり、宣伝会議 コピーライター養成講座 基礎コース 福岡教室とコラボレーション。第24期の受講生32名が書いた「九州ADCアワードを盛り上げるためのキャッチコピー」を採用したプロモーションを、1月14日の応募開始から3月14日の審査発表までSNSを中心に展開していく。