SMNのグループ会社であるゼータ・ブリッジは、2021年6月度の全国地上波25局、BS放送6局にて放送されたテレビCMの放送回数を調査し集計。その結果を発表した。
2021年6月度の商品別ランキング1位は、初登場のグーグル「YouTube Premium」となった。CMのクリエイティブは、モバイルアプリ上のオフライン再生やバックグラウンド再生のほか、広告なしで動画が楽しめるという複数種類が展開されている。その一方で、広告主からするとYouTube上での広告配信に制限がかけられることになり、今後の動画広告の出稿について考える転換点になると推測される。

携帯電話関連サービスや、フードデリバリーサービスなどランキングで良く見る商品がランクインするなか、6月度は5つの新しい商品がランクイン。なかでも注目すべきは、9位の三井不動産リアルティ「三井のリハウス」。今回のCMに、1987年当時に出演していた宮沢りえさんが34年ぶりに出演しており、話題となった。

17位にランクインしたピンタレスト・ジャパン「ピンタレスト」は、画像を軸に情報を探すことができ、お気に入りの画像や写真を自分のボードにピン留めしていく新しいスタイルのSNS。TwitterやInstagramが台頭するSNSのなかで、今後ユーザー数が増えるか注目されている。

2021年6月度 エリア別テレビCM放送回数ランキング

商品別ランキングと顔ぶれが似ているエリア別ランキングのなかで特筆すべきは、大阪5位のオイシックス・ラ・大地「Oisix」。「Oisix」は、有機野菜と一緒に献立が送られてくるサービスで、毎日の献立を考えたり、買い物に行く時間を解消してくれるもの。大阪では新型コロナウイルスの感染者数が増え続けており、人々に少しでも外出する機会を減らすきっかけを企業は提供しているのではないかと推測できる。

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