8月25日、第76回広告電通賞の受賞作品が発表され、「総合賞」に静岡市が選出された。同市は、史上初の自治体からの受賞作品となる。また、同市は今回「OOH広告」「ブランドエクスペリエンス」「エリアアクティビティ」「イノベーティブ・アプローチ」の4部門で最高賞獲得の快挙となった。
今年度の応募総数は1195作品。選考対象は、2022年4月から2023年3月までに実施された広告コミュニケーション作品からとなった(※)。
※「ブランドエクスペリエンス」「エリアアクティビティ」の2部門は2022年3月から2023年3月まで

今回の特徴は、アフターコロナを見据えた広告コミュニケーションを活発に展開した企業とともに、地方自治体・地方新聞社・公益社団法人が受賞した点にある。いずれも社会的・公共的視点からの顕著な取り組みが選考過程において評価された。 

選考では、「プリント広告」「オーディオ広告」「フィルム広告」「OOH広告」「ブランドエクスペリエンス」「エリアアクティビティ」「イノベーティブ・アプローチ」の計7部門における最高賞・金賞・銀賞と、名古屋・九州・北海道3地区の地区賞・準地区賞、SDGs特別賞が選出された。続いて、その年を代表し、未来への記録に残すべき広告コミュニケーションである、と推薦があった場合にのみ審議される特別賞が選出された。最後に、最高賞・金賞・銀賞の受賞結果から総合賞が選出され、全入賞作品62点が決定となった。

主な受賞作品は以下の通り。広告主名、商品・サービス名、作品名の順となる。

総合賞

静岡市/静岡市シティプロモーション/静岡市プラモデル化計画

各部門最高賞

プリント広告最高賞

岩手日報社/3月11日震災広告/震災拾得物

オーディオ広告最高賞

サントリーホールディングス/ほろよい/仕事断り方講座

フィルム広告最高賞

大塚製薬/カロリーメイト/狭い広い世界で

OOH広告最高賞・ブランドエクスペリエンス最高賞・エリアアクティビティ最高賞・イノベーティブ・アプローチ最高賞

静岡市/静岡市シティプロモーション/静岡市プラモデル化計画

特別賞

ACジャパン/2022AC全国キャンペーンA/「寛容ラップ」篇

SDGs特別賞

LIFULL/FRIENDLY DOOR/FRIENDLY DOOR(フレンドリードア)