日本アドバタイザーズ協会デジタルマーケティング研究機構(以下、DMI)は、Interactive Communication Experts(以下、I.C.E)とともに、35歳以下のビジネスパーソンを対象とするクリエイティブアワード「U35 Creative & Communication Award 2023」の受賞者を発表した。若手に挑戦と経験の機会を提供することを目的として、DMIとI.C.E.が企画し、受賞者と審査員らを招いた授賞式が、12月7日、東京都港区白金台の八芳園で開催された。
「U35 Creative & Communication Award 2023」は、今回が初開催となり、さまざまな企画の仕事に携わる35歳以下のビジネスパーソンを対象に、挑戦と経験の機会を提供することを目的として年1回開催されるクリエイティブアワードである。協力企業から実際の事業に即した具体的な課題が出され、応募者は企画書形式でエントリー、コミュニケーション課題を解決するアイデアとクリエイティブを競う。座学や職務上だけでは学べない、より実践的な思考力や課題解決力を鍛えることができ、若手たちが、経験も実績も自信も得られる機会となるよう、I.C.E.と日本アドバタイザーズ協会デジタルマーケティング研究機構が共催している。今年の応募期間は9月19日から11月21日だった。

今回は、ブレインスリープ社より課題が提示され、応募者は企画書形式でエントリーし、一次審査で選出された5組のファイナリストが最終審査会でプレゼンテーションを行い、厳正なる審査のもと、最優秀賞1点・優秀賞1点が決定された。

「U35 Creative & Communication Award 2023」受賞者

最優秀賞(1点)

・高井佑輔氏(32)パズル/ディレクター・プロデューサー
・中村はづき氏(31)パズル/ディレクター・デザイナー
最優秀賞を受賞したポイントは以下の通り。

・ブレインスリープ社の提示した課題や目的に対して明確に応えうるアイデアだった
・アイデアの新規性が高く、発想力の高さが他の案に比べて抜きん出ていた
・課題になっていたブレインスリープの商品を、実際に使ってみたいと思わせる、人が動くイメージが具体的だった
・昨今の技術トレンドなども踏まえた企画提案となっていた

(最優秀案は実際に企画の実行を検討しているため詳細は割愛されている。)

優秀賞(1点)

・森岡日菜子氏(22)ADKクリエイティブ・ワン/デザイナー
・太田亘九氏(28)ADKマーケティング・ソリューションズ/プランナー
社会課題と生活者意識、競合との比較から絞ったターゲット層へのリーチとブレインスリープコインの価値拡大を訴求するため、睡眠スコアを採用活動に活用する「睡眠採用プロモーション」を提案。PR/広告展開/パブリシティの3軸で具体的性のある広告施策を横断的に設計し、睡眠リテラシーの向上とブレインスリープコインの利用促進を狙った。キャッチコピーの入るキービジュアルが話題化を期待させる内容としている。
 
審査員:池城安雲(ブレインスリープ)、中野寛之(ブレインスリープ)、廣瀬祐(花王)、竹内早映子(サンギ)ほか