第40回読売広告大賞、グランプリはスウォッチ グループ ジャパン
5月29日、読売新聞朝刊全国版社会面にて、2023年度「第40回読売広告大賞」の受賞作品が発表された。また、7月初旬には、読売新聞全国版の紙面で受賞作品が紙面掲載される予定である。
読売広告大賞とは、読売新聞に掲載された新聞広告を対象とし、全国の読者モニターの評価を基に、選考委員が審査し、表彰される広告賞である。年度ごとに読売新聞本紙に掲載された広告作品について、グランプリ1点、準グランプリ2点、部門賞16点、エリア賞3点が選出される。
今回の「第40回読売広告大賞」における受賞作品は以下の通り。グランプリ
・2023年9月1日/全国版/朝刊/15段×2・表裏
・2023年9月4日/全国版/朝刊/15段
・2023年9月7日/全国版/朝刊/15段×5
<制作>スウォッチ グループ ジャパン
受賞の言葉:
「スウォッチとブランパンのコラボレーション新商品のキャンペーンとして実施しました。第1弾ティザーは、ダイバーズウォッチを象徴する海の中に小さく「S」と「9.9.23」のみと謎解きの始まりのような演出。第2弾ティザーは、5大洋と両ブランドのロゴ、日付のみを表現。そして発売日前には新聞をめくるごとに5種類の新作モデルが展開することで、読者の皆様の想像力と好奇心を掻き立て、楽しみを提供できたのではないかと思います。」
読者モニターからのコメント:
<9/1掲載分>
「なんの広告だろうと不思議に思い、とても興味を持ちました。なかなかこんなに何も書かれていない広告はないし、だからこそ気になるというのがいいなと思いました。(女性30代)」
<9/7掲載分>
「購買意欲が湧くとても良い広告です。写真も綺麗ですしセンスも良く流石です。商品アピール力が凄い。(男性40代)」
「おもしろい広告の方法だと思う。ページをめくり次の広告を見るごとにインパクトが強くなり興味がわいてくる、効果的な広告だと思う。(男性50代)」準グランプリ
・2024年3月21日/全国版/朝刊/15段
<制作>
クリエイティブディレクター:眞鍋亮平氏(電通)
プランナー:長島龍大氏(電通)
アートディレクター:玉置太一氏(電通)
コピーライター:姉川伊織氏(電通)
コピーライター:平田航聖氏(電通)
プロジェクトディレクター:南木隆助氏(電通)
受賞の言葉:
「“都市と自然をつなぐ。ひとと未来をつなぐ。”
当社の環境ビジョンです。
当社は2012年の東急プラザ表参道「オモカド」の開業以来、屋上「おもはらの森」に巣箱を設置し、シジュウカラの営巣を図る取り組みを毎年続けてまいりました。
自然との共生が身近にあるという事を知って頂きたいという思いで、今回鳥類に対する広告を掲載させて頂きました。
多くの方にとって、自然との共生を意識する機会になっていますと幸いです。」
読者モニターからのコメント:
「入居条件が鳥類の入居者募集という今までにないユニークで面白い広告だと思った。(男性40代)」
「枠で囲まれた緑の部分があり『何だろう』と思った。次に、右下の文字を読み、『あぁ!間取りの形をしているのか』と気づいた。『賃料:0円』の言葉が不思議だったが、最後の言葉で納得できた。『入居条件:鳥類のみ』ミステリー小説のように少しずつ明らかになってゆく点が面白く、本当に素晴らしい広告である。(女性20代)」
「パッと見た時に【入居者募集賃料0円】の文字が目に入ってきました。【神宮前で賃料敷金礼金全部0円何それ?事故物件??】と頭の中がハテナマークで埋めつくされ、そのまま下まで見たら【入居条件 鳥類】と書いてあり、めちゃくちゃ笑いました。ユーモアがありこういう変わった広告もとても良いのではないかと思いました。(女性40代)」準グランプリ
・2024年3月15日/都内・多摩版/朝刊/15段
・2024年3月22日/都内・多摩版/朝刊/15段
<制作>
クリエイティブディレクター:船木光貴氏(日本廣告社)
アートディレクター:池田雅典氏(ネクステックデザインオフィス)
コピーライター:船木光貴氏(日本廣告社)
ディレクター:池田雅典氏(ネクステックデザインオフィス)
ディレクター:宮本信幸氏(宮本デザイン事務所)
プランナー:池田雅典氏(ネクステックデザインオフィス)
PR:小川啓之氏(ネクステックデザインオフィス)
プロダクションマネージャー:宮本佳子氏(宮本デザイン事務所)
出演:詩和樹氏
営業:松本靖氏、田邉大輔氏、十河将之氏
受賞の言葉:
「物流の2024年問題がクローズアップされ、トラック運送業界が抱える様々な課題が取り沙汰されるなか、課題の解決に向けた対策を国民や荷主企業に訴えかけ、また業界でも様々な取り組みを進めているところです。そのような状況下、トラック運送事業の社会的貢献度や重要性に改めて目を向け、我々の仕事の意義を再認識していただくため、今回の広告を制作しました。」
読者モニターからのコメント:
「いわゆる2024年問題、トラック、バス等大型自動車の運転手がいなくなる問題に対し、本広告はエッセンシャルワーカーとしてのトラック運転手の重要性、トラック運転手の待遇改善等、社会的問題が山積していることを再認識させてくれた広告である。(男性60代)」
「普段は意識しませんが、この広告を見て、トラックドライバーの方々がいなければ日々の生活は成り立たないんだなと改めて気づくきっかけになりました。本当に有難いと思います。(女性40代)」
「2024年問題としてトラック業界の大変さが注目されているが、これを機会にぜひ色んな事が良い方に向かってほしい。なんと言っても、トラックとそれを運転する人がいないと、私たちの生活が成り立たない。『日本を復興する仕事。』という言葉が印象的。(女性60代)」
・2024年3月12日/全国版/朝刊/30段
優秀賞:大塚製薬
・2023年5月8日/全国版/朝刊/アイランド広告+15段(ページ送り)
・2023年11月18日/東京本社版/朝刊/30段
・2023年11月25日/全国版/朝刊/30段
・2023年12月2日/全国版/朝刊/30段
優秀賞:コーセー
・2024年1月4日/全国版/朝刊/15段見開き
・2024年3月8日/全国版/朝刊/15段
優秀賞:武田薬品工業
・2023年8月1日/全国版/朝刊/15段
・2023年11月28日/東京本社版・大阪本社版・中部支社版/朝刊/15段
優秀賞:東急バス
・2023年12月29日/東京本社版/朝刊/15段
・2024年1月1日/全国版/朝刊/15段
優秀賞:講談社
・2024年1月1日/全国版/朝刊/15段
・2023年4月14日/全国版/朝刊/15段
優秀賞:キヤノン
・2023年9月19日/全国版/朝刊/15段
・2023年9月22日/全国版/朝刊/15段
・2023年9月26日/全国版/朝刊/15段
・2023年9月29日/全国版/朝刊/15段
・2023年10月3日/全国版/朝刊/15段
・2023年10月6日/全国版/朝刊/15段
・2023年10月13日/全国版/朝刊/15段
・2023年10月18日/全国版/朝刊/15段
・2023年10月19日/全国版/朝刊/15段
・2023年10月20日/全国版/朝刊/15段
・2023年10月23日/全国版/朝刊/15段
・2023年10月24日/全国版/朝刊/15段
・2024年3月14日/全国版/朝刊/30段+15段
優秀賞:関西電気保安協会
・2024年3月12日/大阪本社版/朝刊/5段
・2024年3月13日/大阪本社版/朝刊/5段
・2024年3月14日/大阪本社版/朝刊/5段
・2024年3月15日/大阪本社版/朝刊/5段
・2024年3月16日/大阪本社版/朝刊/5段
・2024年3月17日/大阪本社版/朝刊/5段
・2023年8月31日/東京本社版/朝刊/15段
優秀賞:都城市
・2023年7月14日/東京本社版・大阪本社版・西部本社版・中部支社版/朝刊/15段
・2024年3月8日/大阪本社版/朝刊/15段
西部本社:シャボン玉石けん
・2023年6月5日/全国版/朝刊/15段
支社:北菓楼
・2023年12月1日/北海道支社版/朝刊/15段
「一般的に言えば新聞に求められるのは『情報がよくわかる』ことだが、グランプリの『スウォッチ グループ ジャパン』は、そこからかなり逸脱している。表裏『水しぶきだけ』ティザー広告は、読者からの『これは何?』という声も多かったらしいが、決して否定的なものではなく、わからないことへのワクワクをうみだしていたと聞く。準グランプリ『東急不動産』も大胆さではそれに近い。『新聞広告だから、こういう感じだろう』の定型を破ることから新しい表現はうまれてくるし、実は読者もそういうものを待っているのでは?と感じさせてくれる審査であったと思う。」
読売広告大賞とは、読売新聞に掲載された新聞広告を対象とし、全国の読者モニターの評価を基に、選考委員が審査し、表彰される広告賞である。年度ごとに読売新聞本紙に掲載された広告作品について、グランプリ1点、準グランプリ2点、部門賞16点、エリア賞3点が選出される。
今回の「第40回読売広告大賞」における受賞作品は以下の通り。
グランプリ
スウォッチ グループ ジャパン
・2023年9月1日/全国版/朝刊/15段×2・表裏・2023年9月4日/全国版/朝刊/15段
・2023年9月7日/全国版/朝刊/15段×5
<制作>スウォッチ グループ ジャパン
受賞の言葉:
「スウォッチとブランパンのコラボレーション新商品のキャンペーンとして実施しました。第1弾ティザーは、ダイバーズウォッチを象徴する海の中に小さく「S」と「9.9.23」のみと謎解きの始まりのような演出。第2弾ティザーは、5大洋と両ブランドのロゴ、日付のみを表現。そして発売日前には新聞をめくるごとに5種類の新作モデルが展開することで、読者の皆様の想像力と好奇心を掻き立て、楽しみを提供できたのではないかと思います。」
読者モニターからのコメント:
<9/1掲載分>
「なんの広告だろうと不思議に思い、とても興味を持ちました。なかなかこんなに何も書かれていない広告はないし、だからこそ気になるというのがいいなと思いました。(女性30代)」
<9/7掲載分>
「購買意欲が湧くとても良い広告です。写真も綺麗ですしセンスも良く流石です。商品アピール力が凄い。(男性40代)」
「おもしろい広告の方法だと思う。ページをめくり次の広告を見るごとにインパクトが強くなり興味がわいてくる、効果的な広告だと思う。(男性50代)」
準グランプリ
東急不動産
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<制作>
クリエイティブディレクター:眞鍋亮平氏(電通)
プランナー:長島龍大氏(電通)
アートディレクター:玉置太一氏(電通)
コピーライター:姉川伊織氏(電通)
コピーライター:平田航聖氏(電通)
プロジェクトディレクター:南木隆助氏(電通)
受賞の言葉:
「“都市と自然をつなぐ。ひとと未来をつなぐ。”
当社の環境ビジョンです。
当社は2012年の東急プラザ表参道「オモカド」の開業以来、屋上「おもはらの森」に巣箱を設置し、シジュウカラの営巣を図る取り組みを毎年続けてまいりました。
自然との共生が身近にあるという事を知って頂きたいという思いで、今回鳥類に対する広告を掲載させて頂きました。
多くの方にとって、自然との共生を意識する機会になっていますと幸いです。」
読者モニターからのコメント:
「入居条件が鳥類の入居者募集という今までにないユニークで面白い広告だと思った。(男性40代)」
「枠で囲まれた緑の部分があり『何だろう』と思った。次に、右下の文字を読み、『あぁ!間取りの形をしているのか』と気づいた。『賃料:0円』の言葉が不思議だったが、最後の言葉で納得できた。『入居条件:鳥類のみ』ミステリー小説のように少しずつ明らかになってゆく点が面白く、本当に素晴らしい広告である。(女性20代)」
「パッと見た時に【入居者募集賃料0円】の文字が目に入ってきました。【神宮前で賃料敷金礼金全部0円何それ?事故物件??】と頭の中がハテナマークで埋めつくされ、そのまま下まで見たら【入居条件 鳥類】と書いてあり、めちゃくちゃ笑いました。ユーモアがありこういう変わった広告もとても良いのではないかと思いました。(女性40代)」
準グランプリ
東京都トラック協会
・2024年3月15日/都内・多摩版/朝刊/15段・2024年3月22日/都内・多摩版/朝刊/15段
<制作>
クリエイティブディレクター:船木光貴氏(日本廣告社)
アートディレクター:池田雅典氏(ネクステックデザインオフィス)
コピーライター:船木光貴氏(日本廣告社)
ディレクター:池田雅典氏(ネクステックデザインオフィス)
ディレクター:宮本信幸氏(宮本デザイン事務所)
プランナー:池田雅典氏(ネクステックデザインオフィス)
PR:小川啓之氏(ネクステックデザインオフィス)
プロダクションマネージャー:宮本佳子氏(宮本デザイン事務所)
出演:詩和樹氏
営業:松本靖氏、田邉大輔氏、十河将之氏
受賞の言葉:
「物流の2024年問題がクローズアップされ、トラック運送業界が抱える様々な課題が取り沙汰されるなか、課題の解決に向けた対策を国民や荷主企業に訴えかけ、また業界でも様々な取り組みを進めているところです。そのような状況下、トラック運送事業の社会的貢献度や重要性に改めて目を向け、我々の仕事の意義を再認識していただくため、今回の広告を制作しました。」
読者モニターからのコメント:
「いわゆる2024年問題、トラック、バス等大型自動車の運転手がいなくなる問題に対し、本広告はエッセンシャルワーカーとしてのトラック運転手の重要性、トラック運転手の待遇改善等、社会的問題が山積していることを再認識させてくれた広告である。(男性60代)」
「普段は意識しませんが、この広告を見て、トラックドライバーの方々がいなければ日々の生活は成り立たないんだなと改めて気づくきっかけになりました。本当に有難いと思います。(女性40代)」
「2024年問題としてトラック業界の大変さが注目されているが、これを機会にぜひ色んな事が良い方に向かってほしい。なんと言っても、トラックとそれを運転する人がいないと、私たちの生活が成り立たない。『日本を復興する仕事。』という言葉が印象的。(女性60代)」
部門賞<Taste>
最優秀賞:カルビー・2024年3月12日/全国版/朝刊/30段
優秀賞:大塚製薬
・2023年5月8日/全国版/朝刊/アイランド広告+15段(ページ送り)
部門賞<Fashion>
最優秀賞:クリスチャン ディオール・2023年11月18日/東京本社版/朝刊/30段
・2023年11月25日/全国版/朝刊/30段
・2023年12月2日/全国版/朝刊/30段
優秀賞:コーセー
・2024年1月4日/全国版/朝刊/15段見開き
部門賞<Health>
最優秀賞:明治ホールディングス・2024年3月8日/全国版/朝刊/15段
優秀賞:武田薬品工業
・2023年8月1日/全国版/朝刊/15段
部門賞<Pleasure>
最優秀賞:石川県・2023年11月28日/東京本社版・大阪本社版・中部支社版/朝刊/15段
優秀賞:東急バス
・2023年12月29日/東京本社版/朝刊/15段
部門賞<Entertainment>
最優秀賞:阪神甲子園球場・2024年1月1日/全国版/朝刊/15段
優秀賞:講談社
・2024年1月1日/全国版/朝刊/15段
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部門賞<Technology>
最優秀賞:ピクシーダストテクノロジーズ・2023年4月14日/全国版/朝刊/15段
優秀賞:キヤノン
・2023年9月19日/全国版/朝刊/15段
・2023年9月22日/全国版/朝刊/15段
・2023年9月26日/全国版/朝刊/15段
・2023年9月29日/全国版/朝刊/15段
・2023年10月3日/全国版/朝刊/15段
・2023年10月6日/全国版/朝刊/15段
・2023年10月13日/全国版/朝刊/15段
・2023年10月18日/全国版/朝刊/15段
・2023年10月19日/全国版/朝刊/15段
・2023年10月20日/全国版/朝刊/15段
・2023年10月23日/全国版/朝刊/15段
・2023年10月24日/全国版/朝刊/15段
部門賞<Society>
最優秀賞:味の素・2024年3月14日/全国版/朝刊/30段+15段
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・2024年3月12日/大阪本社版/朝刊/5段
・2024年3月13日/大阪本社版/朝刊/5段
・2024年3月14日/大阪本社版/朝刊/5段
・2024年3月15日/大阪本社版/朝刊/5段
・2024年3月16日/大阪本社版/朝刊/5段
・2024年3月17日/大阪本社版/朝刊/5段
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部門賞<Asset>
最優秀賞:鹿島建設・2023年8月31日/東京本社版/朝刊/15段
優秀賞:都城市
・2023年7月14日/東京本社版・大阪本社版・西部本社版・中部支社版/朝刊/15段
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エリア賞
大阪本社:京都ノートルダム女子大学・2024年3月8日/大阪本社版/朝刊/15段
西部本社:シャボン玉石けん
・2023年6月5日/全国版/朝刊/15段
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・2023年12月1日/北海道支社版/朝刊/15段
選考委員(座長)講評
谷山広告 クリエイティブディレクター/コピーライター 谷山雅計氏「一般的に言えば新聞に求められるのは『情報がよくわかる』ことだが、グランプリの『スウォッチ グループ ジャパン』は、そこからかなり逸脱している。表裏『水しぶきだけ』ティザー広告は、読者からの『これは何?』という声も多かったらしいが、決して否定的なものではなく、わからないことへのワクワクをうみだしていたと聞く。準グランプリ『東急不動産』も大胆さではそれに近い。『新聞広告だから、こういう感じだろう』の定型を破ることから新しい表現はうまれてくるし、実は読者もそういうものを待っているのでは?と感じさせてくれる審査であったと思う。」