ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2024開催! グランプリは森崎ウィン監督による『せん』
6月4日~17日、今年で26回目を迎えるアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2024」が開催され、ライブアクション3部門、ノンフィクション部門、アニメーション部門、HOPPY HAPPY AWARDのほか、スマートフォン部門やCinematic Tokyo部門、U-25プロジェクトなどの発表・授与が行われた。
今回の映画祭では、「Illuminate Your Life~いのち照らせ セカイ照らせ」をテーマに、「いのち」や「人生」、「生活」と、それを取り巻「セカイ」を照らし出す各作品を発信し、作品を通じて観る人自身の生活や人生にもライトを当て、共感や発見、感動が生まれる場、そして世界へと目を向けるきっかけをつくることを目指した。世界114の国と地域から集まった4936点の中から選びぬかれた約270作品の上映・配信やイベントが実施された。
グランプリ、各部門の優秀賞を受賞した作品は、以下の通り。
賞:ジョージ・ルーカス アワード(グランプリ)/ライブアクション部門ジャパンカテゴリー優秀賞/東京都知事賞【第97回アカデミー賞短編部門ノミネート候補】
監督名:森崎ウィン氏
作品時間/製作国/種類/製作年:24:45/日本/ドラマ/2024
作品概要:田舎暮らしをするおばあさんのいつもの一日が始まる。ちゃぶ台で役場の若者と朝食を摂り、縁側で配達員とお茶を飲み話をする。そんないつもと変わらない日常に、微細な不協和音が聞こえてくる。
受賞理由:「ある田舎の一軒家というワンシチュエーションで繰り広げられる物語ながらその背景から聞こえてくるメッセージ、音楽と役者の見事なパフォーマンス。ショートフィルムらしい圧倒的な構成力で無駄がなく、大変力強い作品。ミュージカルアクターである監督ならではの演出が光っており、グランプリにふさわしい作品であった。」
審査員のコメント:ライブアクション部門ジャパン審査員 シャロン・バダル氏/藤岡弘、氏/本木克英氏「ラジオから聞こえてくる世界情勢と変わらない日常生活の中に、歳を取ることや孤独といったテーマがあり、さりげない中に深いメッセージが隠されている。全体的に自己の周囲を見つめて深堀りしていく似通ったテーマが多い中で、オリジナリティがあり、新鮮で意外性のある作品だった。」
【森崎ウィン氏 プロフィール】
1990年生まれ33歳。ミャンマー出身。2018年にはスティーヴン・スピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー1』で主要キャストとしてハリウッドデビュー。『蜜蜂と遠雷』で第43回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。数々のミュージカル作品で主演を務めるなど多方面で活躍。映画監督、初挑戦となる。
賞:ライブアクション部門インターナショナル優秀賞【第97回アカデミー賞ノミネート候補】
監督名:マテウス・リビンスキー氏
作品時間/製作国/種類/製作年:16:10/ポーランド/ドラマ/2023
作品概要:この映画は全編手話で構成されている。作品の舞台は、依存症に悩むろう者の若者向けのリハビリ施設。新患の主人公は長期入院者に惹かれていることに気が付き、治療中に2人の絆を深めようと奮闘する。
審査員のコメント:ライブアクション部門インターナショナル審査員 永作博美氏/山崎エマ氏/Tim Redford氏「キャラクターディベロップメント、ストーリーディベロップメント、演技の全てにおいて長けており、全編手話という挑戦的な表現を通して強いメッセージを伝えている。新しい視点を提供する、特別な作品だった。」
【マテウス・リビンスキー氏 プロフィール】
1999年生まれ、ポーランドの映画学校に在学中。『ヤマアラシのジレンマ』で短編映画デビュー。現在は韓国を舞台にした短編ドキュメンタリーの製作に取り組んでいる。新作は、18歳の少女が母親から「愛している」という言葉を聞くために地球の裏側を目指すという物語。
賞:ライブアクション部門アジアインターナショナル優秀賞【第97回アカデミー賞短編部門ノミネート候補】
監督名:プラディーダ・ブリファ・ラハユ氏
作品時間/製作国/種類/製作年:22:08/インドネシア/ドラマ/2023
作品概要:目の見えない10代の少女、スリとヤンティは寮に住んでいた頃からの親友同士。2人は切っても切れない仲で、いつも一緒。ある日、ヤンティが夢を追うために町を離れると言い出し、2人は喧嘩になってしまう。ヤンティは、自分たちに夢を持つ権利があるのか問いかける。
審査員のコメント:ライブアクション部門アジアインターナショナル審査員 シャロン・バダル氏/藤岡弘、氏/本木克英氏
「視覚障害の役者による演技が見事で、友達同士の葛藤と夢の追求を描いた感動的な物語。障害を中心に据えるのではなく、友情のテーマが共感を呼び、多くの人に希望を与える作品だった。」
【プラディーダ・ブリファ・ラハユ氏 プロフィール】
ジョグジャ・フィルム・アカデミーを卒業後、「The Envelope of Grief」など数本の短編映画を制作。最新作『A Girl』でインドネシア映画祭オーストラリア2023のグランプリを受賞している。
賞:ノンフィクション部門優秀賞【第97回アカデミー賞短編部門ノミネート候補】
監督名:ジェイコブ・クルプニク氏
作品時間/製作国/種類/製作年:14:44/ナイジェリア、アメリカ/ノンフィクション/2023
作品概要:雨の中バレエを踊る子どもたちの映像がSNSを通じて拡散されると、ナイジェリアのラゴスにある小さなバレエスクールに世界中の注目が集まった。YouTubeの動画でバレエを独学したダニエル・アジャラは、今や世界のステージに立つため、日々稽古に励んでいる。
審査員のコメント:ノンフィクション部門審査員 永作博美氏/山崎エマ氏/Tim Redford氏「テーマ、メッセージ、創造性、カリスマ性、サウンド、尺、全ての面で優れており、人物を描くドキュメンタリーとしてオリジナリティが際立つ作品。残酷な現実の中にも美しさと力強さを感じさせ、若者の情熱が心に残る作品であった。」
【ジェイコブ・クルプニク氏 プロフィール】
ダンスや動きを通じて映画的ストーリーをつくり上げることを得意とする。彼は世界各地で、探究心と歓喜を振り撒きながら仲間たちと自由に混み合った空間を動き回り、アイデンティティや公共空間といった深い問題を探究している。現在、2011年の長編デビュー作『Girl Walk // All Day』の続編に取り組んでいる。
賞:アニメーション部門優秀賞【第97回アカデミー賞短編部門ノミネート候補】
監督名:アレクサンドラ・ミョッテ氏&ジャン=セバスチャン・アメル氏
作品時間/製作国/種類/製作年:11:11/カナダ/アニメーション/2023
作品概要:荒れ果てた住宅街で、ゾーイと弟のテオはたった2人きり。思春期のゾーイは、内なる恐怖に取り憑かれた怒りの塊。テオはまだ子供で、空想の世界に現実逃避している。
審査員のコメント:アニメーション部門審査員 川田十夢氏/シシヤマザキ氏/杉山知之氏「少年の持つ想像の双眼鏡、空間コンピューティング的表現、カラフルできめ細やかなタッチが素晴らしく、現代的で非常に優れた作品。狭い世界を描いているようで深いテーマがあり、人間の様子がリアルによく描かれていた。」
【アレクサンドラ・ミョッテ氏&ジャン=セバスチャン・アメル氏 プロフィール】
モントリオールを拠点に活動する2人組の作家兼監督。受賞歴のある短編アニメーションやウェブシリーズは、世界中の数多くの映画祭で上映されている。最新作『No Title(2021年)』は複数の賞を受賞。
賞:スマートフォン部門優秀賞
監督名:ワイ・イー・チャン氏
作品時間/製作国/種類/製作年:05:07/香港/ドラマ/2022
作品概要:ホー・マン・ホーは、先祖ホーマンの財宝の話を聞いて育ち、ホーマンティンという土地はホーマン一族が手に入れたものだと信じていた。幼いころからホー・マン・ホーはこの地を探検し、財宝を探していた。父親が亡くなった後、ホー・マン・ホーはその地を離れた。大人になった彼は、再びホーマンティンの前を通りかかり、幼い頃の思い出に浸る。
監督名:俵海太氏
作品時間/製作国/種類/製作年:21:42/日本/ドラマ/2022
作品概要:東京で暮らす芹澤あきらと橘みずき。ふたりは花火と流星群が見える夜に約束をする。遠くない未来に、この光が過去になっても、まだ続く輝きに小さな願い事をかけた。星を見上げる度に思い出す、叶えられなかったふたりの会話劇。
【俵海太氏 プロフィール】
カメラマンとして15年のキャリアがあり、短編映画監督として本作が2本目のオールドルーキー。現在は長編映画撮影に向けて準備中。
賞:U-25プロジェクト優秀賞/U-25プロジェクト副賞
監督名:川邊出雲氏
作品時間/製作国/種類/製作年:04:53/シンガポール/ドラマ/2023
作品概要:シンガポールのフードコートで、日本人の少年とシンガポール人の少年が出会い、食べ物を通じ、言語の壁を乗り越え、互いを知る。全く違う文化で育った二人にも関わらず、成長の中に感じる苦悩を共有し、文化を超えた友情が芽生える。
【川邊出雲氏 プロフィール】
映画監督を目指すシンガポール在住の18歳学生。エリックー・クー監督の元で絵コンテ制作や翻訳などを手掛け、2024年からニューヨーク大学で映像を学ぶ。9歳のころからストップモーション・アニメーションや旅行動画などを制作。
賞:HOPPY HAPPY AWARD【第97回アカデミー賞短編部門ノミネート候補】
監督名:倉田健次氏
作品時間/製作国/種類/製作年:24:59/日本/ドラマ/2024
作品概要:故郷を捨て、カメラマンとなったアキラは、弟ジュンの残した不思議なメッセージにより、十数年ぶりに帰郷する。しかし弟の姿はなく、ジュンの娘サナから渡された赤い封筒。それは【宝探し】の始まりだった…。
【倉田健次氏 プロフィール】
映画監督・脚本家。サンダンスNHK国際映像作家賞グランプリ受賞。『EVERYTIME WE SAY GOODBYE』『Novela Picaresca』などで国際映画祭の最高賞を受賞。ドラマ『ふたりモノローグ』、長編映画『MANKAI MOVIE A3!』『藍色少年少女』、結城貴史監督作品『DitO』の脚本を担当。
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グランプリ、各部門の優秀賞を受賞した作品は、以下の通り。
『せん』
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監督名:森崎ウィン氏
作品時間/製作国/種類/製作年:24:45/日本/ドラマ/2024
作品概要:田舎暮らしをするおばあさんのいつもの一日が始まる。ちゃぶ台で役場の若者と朝食を摂り、縁側で配達員とお茶を飲み話をする。そんないつもと変わらない日常に、微細な不協和音が聞こえてくる。
受賞理由:「ある田舎の一軒家というワンシチュエーションで繰り広げられる物語ながらその背景から聞こえてくるメッセージ、音楽と役者の見事なパフォーマンス。ショートフィルムらしい圧倒的な構成力で無駄がなく、大変力強い作品。ミュージカルアクターである監督ならではの演出が光っており、グランプリにふさわしい作品であった。」
審査員のコメント:ライブアクション部門ジャパン審査員 シャロン・バダル氏/藤岡弘、氏/本木克英氏「ラジオから聞こえてくる世界情勢と変わらない日常生活の中に、歳を取ることや孤独といったテーマがあり、さりげない中に深いメッセージが隠されている。全体的に自己の周囲を見つめて深堀りしていく似通ったテーマが多い中で、オリジナリティがあり、新鮮で意外性のある作品だった。」
【森崎ウィン氏 プロフィール】
1990年生まれ33歳。ミャンマー出身。2018年にはスティーヴン・スピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー1』で主要キャストとしてハリウッドデビュー。『蜜蜂と遠雷』で第43回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。数々のミュージカル作品で主演を務めるなど多方面で活躍。映画監督、初挑戦となる。
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『ヤマアラシのジレンマ』
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監督名:マテウス・リビンスキー氏
作品時間/製作国/種類/製作年:16:10/ポーランド/ドラマ/2023
作品概要:この映画は全編手話で構成されている。作品の舞台は、依存症に悩むろう者の若者向けのリハビリ施設。新患の主人公は長期入院者に惹かれていることに気が付き、治療中に2人の絆を深めようと奮闘する。
審査員のコメント:ライブアクション部門インターナショナル審査員 永作博美氏/山崎エマ氏/Tim Redford氏「キャラクターディベロップメント、ストーリーディベロップメント、演技の全てにおいて長けており、全編手話という挑戦的な表現を通して強いメッセージを伝えている。新しい視点を提供する、特別な作品だった。」
【マテウス・リビンスキー氏 プロフィール】
1999年生まれ、ポーランドの映画学校に在学中。『ヤマアラシのジレンマ』で短編映画デビュー。現在は韓国を舞台にした短編ドキュメンタリーの製作に取り組んでいる。新作は、18歳の少女が母親から「愛している」という言葉を聞くために地球の裏側を目指すという物語。
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『いつの日か』
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監督名:プラディーダ・ブリファ・ラハユ氏
作品時間/製作国/種類/製作年:22:08/インドネシア/ドラマ/2023
作品概要:目の見えない10代の少女、スリとヤンティは寮に住んでいた頃からの親友同士。2人は切っても切れない仲で、いつも一緒。ある日、ヤンティが夢を追うために町を離れると言い出し、2人は喧嘩になってしまう。ヤンティは、自分たちに夢を持つ権利があるのか問いかける。
審査員のコメント:ライブアクション部門アジアインターナショナル審査員 シャロン・バダル氏/藤岡弘、氏/本木克英氏
「視覚障害の役者による演技が見事で、友達同士の葛藤と夢の追求を描いた感動的な物語。障害を中心に据えるのではなく、友情のテーマが共感を呼び、多くの人に希望を与える作品だった。」
【プラディーダ・ブリファ・ラハユ氏 プロフィール】
ジョグジャ・フィルム・アカデミーを卒業後、「The Envelope of Grief」など数本の短編映画を制作。最新作『A Girl』でインドネシア映画祭オーストラリア2023のグランプリを受賞している。
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『ナイジェリアのバレエダンサー』
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監督名:ジェイコブ・クルプニク氏
作品時間/製作国/種類/製作年:14:44/ナイジェリア、アメリカ/ノンフィクション/2023
作品概要:雨の中バレエを踊る子どもたちの映像がSNSを通じて拡散されると、ナイジェリアのラゴスにある小さなバレエスクールに世界中の注目が集まった。YouTubeの動画でバレエを独学したダニエル・アジャラは、今や世界のステージに立つため、日々稽古に励んでいる。
審査員のコメント:ノンフィクション部門審査員 永作博美氏/山崎エマ氏/Tim Redford氏「テーマ、メッセージ、創造性、カリスマ性、サウンド、尺、全ての面で優れており、人物を描くドキュメンタリーとしてオリジナリティが際立つ作品。残酷な現実の中にも美しさと力強さを感じさせ、若者の情熱が心に残る作品であった。」
【ジェイコブ・クルプニク氏 プロフィール】
ダンスや動きを通じて映画的ストーリーをつくり上げることを得意とする。彼は世界各地で、探究心と歓喜を振り撒きながら仲間たちと自由に混み合った空間を動き回り、アイデンティティや公共空間といった深い問題を探究している。現在、2011年の長編デビュー作『Girl Walk // All Day』の続編に取り組んでいる。
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『プールのカニ』
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監督名:アレクサンドラ・ミョッテ氏&ジャン=セバスチャン・アメル氏
作品時間/製作国/種類/製作年:11:11/カナダ/アニメーション/2023
作品概要:荒れ果てた住宅街で、ゾーイと弟のテオはたった2人きり。思春期のゾーイは、内なる恐怖に取り憑かれた怒りの塊。テオはまだ子供で、空想の世界に現実逃避している。
審査員のコメント:アニメーション部門審査員 川田十夢氏/シシヤマザキ氏/杉山知之氏「少年の持つ想像の双眼鏡、空間コンピューティング的表現、カラフルできめ細やかなタッチが素晴らしく、現代的で非常に優れた作品。狭い世界を描いているようで深いテーマがあり、人間の様子がリアルによく描かれていた。」
【アレクサンドラ・ミョッテ氏&ジャン=セバスチャン・アメル氏 プロフィール】
モントリオールを拠点に活動する2人組の作家兼監督。受賞歴のある短編アニメーションやウェブシリーズは、世界中の数多くの映画祭で上映されている。最新作『No Title(2021年)』は複数の賞を受賞。
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『人生は宝探し』
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監督名:ワイ・イー・チャン氏
作品時間/製作国/種類/製作年:05:07/香港/ドラマ/2022
作品概要:ホー・マン・ホーは、先祖ホーマンの財宝の話を聞いて育ち、ホーマンティンという土地はホーマン一族が手に入れたものだと信じていた。幼いころからホー・マン・ホーはこの地を探検し、財宝を探していた。父親が亡くなった後、ホー・マン・ホーはその地を離れた。大人になった彼は、再びホーマンティンの前を通りかかり、幼い頃の思い出に浸る。
『東京流星群』
賞:Cinematic Tokyo部門優秀賞/東京都知事賞監督名:俵海太氏
作品時間/製作国/種類/製作年:21:42/日本/ドラマ/2022
作品概要:東京で暮らす芹澤あきらと橘みずき。ふたりは花火と流星群が見える夜に約束をする。遠くない未来に、この光が過去になっても、まだ続く輝きに小さな願い事をかけた。星を見上げる度に思い出す、叶えられなかったふたりの会話劇。
【俵海太氏 プロフィール】
カメラマンとして15年のキャリアがあり、短編映画監督として本作が2本目のオールドルーキー。現在は長編映画撮影に向けて準備中。
『母のレシピ』
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監督名:川邊出雲氏
作品時間/製作国/種類/製作年:04:53/シンガポール/ドラマ/2023
作品概要:シンガポールのフードコートで、日本人の少年とシンガポール人の少年が出会い、食べ物を通じ、言語の壁を乗り越え、互いを知る。全く違う文化で育った二人にも関わらず、成長の中に感じる苦悩を共有し、文化を超えた友情が芽生える。
【川邊出雲氏 プロフィール】
映画監督を目指すシンガポール在住の18歳学生。エリックー・クー監督の元で絵コンテ制作や翻訳などを手掛け、2024年からニューヨーク大学で映像を学ぶ。9歳のころからストップモーション・アニメーションや旅行動画などを制作。
『十日と永遠』
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監督名:倉田健次氏
作品時間/製作国/種類/製作年:24:59/日本/ドラマ/2024
作品概要:故郷を捨て、カメラマンとなったアキラは、弟ジュンの残した不思議なメッセージにより、十数年ぶりに帰郷する。しかし弟の姿はなく、ジュンの娘サナから渡された赤い封筒。それは【宝探し】の始まりだった…。
【倉田健次氏 プロフィール】
映画監督・脚本家。サンダンスNHK国際映像作家賞グランプリ受賞。『EVERYTIME WE SAY GOODBYE』『Novela Picaresca』などで国際映画祭の最高賞を受賞。ドラマ『ふたりモノローグ』、長編映画『MANKAI MOVIE A3!』『藍色少年少女』、結城貴史監督作品『DitO』の脚本を担当。
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