第68回朝日広告賞、広告主の部でパイロットコーポレーション「書く、を支える。」が最高賞!
朝日新聞社は12月12日、第68回朝日広告賞の受賞作品を発表した。この賞は、次世代を担う広告制作者の発掘と、新しい広告表現の創造を目指して行われるもの。部門は、若手クリエイターが腕を競う「一般公募の部」と、紙面に掲載された広告を対象とする「広告主参加の部」の2部門で構成され、グランプリである「朝日広告賞」をはじめ、各賞が選出された。
「一般公募の部」で最高賞に選ばれたのは、パナソニック「乾電池エボルタNEO」の課題を扱った小野愛佳さんの作品「子供が先に電池切れ。」となった。乾電池が長持ちすることを、ロボットと遊ぶ子どもたちが先に“電池切れ”して寝てしまったイラストで表現している。審査員からは、「電池の広告と思えないほど振り切っていて新しい」「考えつきそうで考えつかないアイデア」などと称賛の声が寄せられた。
広告主の部では、パイロットコーポレーションの全15段3点シリーズ「書く、を支える。」が最高賞に選出。それぞれの広告には、「泣くか。食べるか。書くか。」、「ペンは、即レスより強い説。」、「ごめんは、書いたほうが効く。」という言葉が万年筆で書かれており、SNS上でつながれる時代にあえて手書きの文字で勝負した広告となっている。審査員からは、「万年筆で書いた文字の濃淡に、書いた人の気持ちが感じられた。新聞ならではの表現」「コピーが抜群にいい」などと評価が集まった。
朝日広告賞を含む、そのほかの受賞作品は以下の通り。
広告主:パナソニック
課題:乾電池エボルタNEO
受賞者:小野愛佳
タイトル:子供が先に電池切れ。
段数:全30段(二連版)
<準朝日広告賞>
広告主:マンダム
課題:日常をもっと楽しくするギャッツビー
受賞者:石丸美裕
タイトル:Funny GATSUBY
段数:①30段、②15段、③5段
シリーズ:3点
広告主:講談社
課題:電車で読書って楽しいね
受賞者:砂田肇
タイトル:想像力
段数:①日常、②非日常 全15段
シリーズ:2点
広告主:トンボ鉛筆
課題:TOMBOWの文具のブランド広告
受賞者:島田彩、内山奈月
タイトル:4Kより美しい、4B。
段数:全30段(二連版)
<入選>
トンボ鉛筆による課題:TOMBOWの文具のブランド広告/砂川彩香
岩波書店:岩波少年文庫による課題/石川菜々絵、森宗高大
カメヤマによる課題:ローソク/松村紘世、鈴木雄弥
サントリーによる課題:「クラフトボス」の広告/ミウラユウタ
トンボ鉛筆による課題:TOMBOWの文具のブランド広告/小阪将央
東京都による課題:結婚支援/大野聡馬、川﨑高秀
救心製薬による課題:責任世代の方に「救心錠剤」/尾関翼、岩田和樹
ナイガイによる課題:靴下のマーケットポジションを上げ、ナイガイの靴下を普及させる広告/坂本航、岡本英孝
マイナビによる課題:総合情報サービス企業であるマイナビの企業広告/北川秀彦、三宅幸代、國本翼
<小型広告賞>
天下一品による課題:こってりラーメン/荒木昌輝、永井剛、谷垣穂咲菜
講談社による課題:電車で読書って楽しいね/西川真衣
<審査委員賞>
浅田飴による課題:企業広告/金子哲也、松本祐、黒羽晃大
森林文化協会による課題:温暖化の危機などから地球を守ってくれる森の大切さを伝える広告/横貫達巳
岩波ホールによる課題:「小さな映画館から世界を考える」をテーマにした広告/安達岳、大山大介
広告主:パイロットコーポレーション
タイトル:書く、を支える。
掲載日:①2019年8月16日付、②2019年8月17日付、③2019年8月18日付
刊別:①②③朝刊
段数:①②③全15段
企画:電通
制作:アドブレーン
<準朝日広告賞>
広告主:Netflix
タイトル:平成最後の日改元ラッピング+令和号外
掲載日:①2019年4月30日付、②2019年5月1日付
刊別:①朝刊、②夕刊
段数:①全30段、②全5段
企画・制作:Netflix合同会社、朝日新聞社
制作:電通
広告主:テレビ朝日
タイトル:『君の名は。』地上波放送告知
掲載日:①②③2019年6月30日付
刊別:①②③朝刊
段数:①全30段(表裏)、②テレビ面右表札、③小型広告
企画・制作:電通
企画:東宝、コミックス・ウェーブ・フィルム
制作:たき工房
広告主:新潮社
タイトル:新潮文庫の100冊
掲載日:2019年7月6日付
刊別:朝刊
段数:全15段
企画:博報堂
制作:アドソルト
<薬品・化粧品・トイレタリー部門賞>
LUCIDOブランド/マンダム
<くらし・ファッション部門賞>
エルメスがルージュになる/エルメスジャポン
<食品・飲料部門賞>
人は食べたものでできている。/キユーピー
<出版部門賞>
おしりたんてい謎解きジャック 18点シリーズ/ポプラ社
<電機・情報通信部門賞>
DNP企業広告「イノベーションは、このような形で突如現れる。」/大日本印刷
<不動産・金融部門賞>
築地本願寺合同墓/築地本願寺
<教育・公共部門賞>
五島の椿プロジェクト/松下財団
<エネルギー・産業部門賞>
地球のために、ひとの暮らしのために。/クボタ
<自動車・運輸・サービス部門賞>
トヨタイムズ 2020年正月編/トヨタ自動車
<流通・エンターテインメント部門賞>
JINS バイオレットプラス 2点シリーズ/ジンズ
<小型広告賞>
ここだよ ここ! リンテック 12点シリーズ/リンテック
沢の鶴・純米酒「令和はをんなの時代」 3点シリーズ/沢の鶴
<朝日新聞特別賞>
ミネルヴァ日本評伝選200冊/ミネルヴァ書房
八村塁 等身大広告/日清食品ホールディングス
110周年「きれいごとが 世界をきれいにすると 信じている」/シャボン玉石けん
ウィスパー UIカテゴリーノーマライゼーション 3点シリーズ/プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン
「一般公募の部」で最高賞に選ばれたのは、パナソニック「乾電池エボルタNEO」の課題を扱った小野愛佳さんの作品「子供が先に電池切れ。」となった。乾電池が長持ちすることを、ロボットと遊ぶ子どもたちが先に“電池切れ”して寝てしまったイラストで表現している。審査員からは、「電池の広告と思えないほど振り切っていて新しい」「考えつきそうで考えつかないアイデア」などと称賛の声が寄せられた。

広告主の部では、パイロットコーポレーションの全15段3点シリーズ「書く、を支える。」が最高賞に選出。それぞれの広告には、「泣くか。食べるか。書くか。」、「ペンは、即レスより強い説。」、「ごめんは、書いたほうが効く。」という言葉が万年筆で書かれており、SNS上でつながれる時代にあえて手書きの文字で勝負した広告となっている。審査員からは、「万年筆で書いた文字の濃淡に、書いた人の気持ちが感じられた。新聞ならではの表現」「コピーが抜群にいい」などと評価が集まった。



一般公募の部
<朝日広告賞>広告主:パナソニック
課題:乾電池エボルタNEO
受賞者:小野愛佳
タイトル:子供が先に電池切れ。
段数:全30段(二連版)
<準朝日広告賞>
広告主:マンダム
課題:日常をもっと楽しくするギャッツビー
受賞者:石丸美裕
タイトル:Funny GATSUBY
段数:①30段、②15段、③5段
シリーズ:3点

広告主:講談社
課題:電車で読書って楽しいね
受賞者:砂田肇
タイトル:想像力
段数:①日常、②非日常 全15段
シリーズ:2点

広告主:トンボ鉛筆
課題:TOMBOWの文具のブランド広告
受賞者:島田彩、内山奈月
タイトル:4Kより美しい、4B。
段数:全30段(二連版)

トンボ鉛筆による課題:TOMBOWの文具のブランド広告/砂川彩香
岩波書店:岩波少年文庫による課題/石川菜々絵、森宗高大
カメヤマによる課題:ローソク/松村紘世、鈴木雄弥
サントリーによる課題:「クラフトボス」の広告/ミウラユウタ
トンボ鉛筆による課題:TOMBOWの文具のブランド広告/小阪将央
東京都による課題:結婚支援/大野聡馬、川﨑高秀
救心製薬による課題:責任世代の方に「救心錠剤」/尾関翼、岩田和樹
ナイガイによる課題:靴下のマーケットポジションを上げ、ナイガイの靴下を普及させる広告/坂本航、岡本英孝
マイナビによる課題:総合情報サービス企業であるマイナビの企業広告/北川秀彦、三宅幸代、國本翼
<小型広告賞>
天下一品による課題:こってりラーメン/荒木昌輝、永井剛、谷垣穂咲菜
講談社による課題:電車で読書って楽しいね/西川真衣
<審査委員賞>
浅田飴による課題:企業広告/金子哲也、松本祐、黒羽晃大
森林文化協会による課題:温暖化の危機などから地球を守ってくれる森の大切さを伝える広告/横貫達巳
岩波ホールによる課題:「小さな映画館から世界を考える」をテーマにした広告/安達岳、大山大介
広告主参加の部
<朝日広告賞>広告主:パイロットコーポレーション
タイトル:書く、を支える。
掲載日:①2019年8月16日付、②2019年8月17日付、③2019年8月18日付
刊別:①②③朝刊
段数:①②③全15段
企画:電通
制作:アドブレーン
<準朝日広告賞>
広告主:Netflix
タイトル:平成最後の日改元ラッピング+令和号外
掲載日:①2019年4月30日付、②2019年5月1日付
刊別:①朝刊、②夕刊
段数:①全30段、②全5段
企画・制作:Netflix合同会社、朝日新聞社
制作:電通

広告主:テレビ朝日
タイトル:『君の名は。』地上波放送告知
掲載日:①②③2019年6月30日付
刊別:①②③朝刊
段数:①全30段(表裏)、②テレビ面右表札、③小型広告
企画・制作:電通
企画:東宝、コミックス・ウェーブ・フィルム
制作:たき工房

タイトル:新潮文庫の100冊
掲載日:2019年7月6日付
刊別:朝刊
段数:全15段
企画:博報堂
制作:アドソルト

LUCIDOブランド/マンダム
<くらし・ファッション部門賞>
エルメスがルージュになる/エルメスジャポン
<食品・飲料部門賞>
人は食べたものでできている。/キユーピー
<出版部門賞>
おしりたんてい謎解きジャック 18点シリーズ/ポプラ社
<電機・情報通信部門賞>
DNP企業広告「イノベーションは、このような形で突如現れる。」/大日本印刷
<不動産・金融部門賞>
築地本願寺合同墓/築地本願寺
<教育・公共部門賞>
五島の椿プロジェクト/松下財団
<エネルギー・産業部門賞>
地球のために、ひとの暮らしのために。/クボタ
<自動車・運輸・サービス部門賞>
トヨタイムズ 2020年正月編/トヨタ自動車
<流通・エンターテインメント部門賞>
JINS バイオレットプラス 2点シリーズ/ジンズ
<小型広告賞>
ここだよ ここ! リンテック 12点シリーズ/リンテック
沢の鶴・純米酒「令和はをんなの時代」 3点シリーズ/沢の鶴
<朝日新聞特別賞>
ミネルヴァ日本評伝選200冊/ミネルヴァ書房
八村塁 等身大広告/日清食品ホールディングス
110周年「きれいごとが 世界をきれいにすると 信じている」/シャボン玉石けん
ウィスパー UIカテゴリーノーマライゼーション 3点シリーズ/プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン