日本経済新聞社は、AR(拡張現実)技術を活用した「日経AR」アプリを使って、新聞とARを組み合わせた表現のアイデアを公募する「第2回 日経ARアワード」を開催し、グランプリおよび各賞を発表した。 グランプリ審査員には、中澤純一氏(ENJIN 代表取締役社長)や佐藤雄介氏(電通 クリエーティブ・ディレクター)が参加。受賞作品の詳細や審査講評、受賞者コメントなどは2021年2月中旬に日本経済新聞および公式サイトで紹介される。

各賞の概要は以下の通り。

■グランプリ
湯浅空美子氏「バッテリーミニショベル「PC30E-5」を見つけろ」
応募課題:コマツ
紙面に掲載された多くのショベルカーの中から、コマツのバッテリーミニショベル「PC30E-5」を見つけて日経ARをかざすと、実物の映像が浮かび上がって動き回る

■審査員特別賞
手島悠花氏「企業からだけじゃ足りない!」
応募課題:マイナビ
企業の就活生向け情報や新卒採用広告などに日経ARをかざすと、入社2年目社員によるリアルな視点の「赤入れ」添削が表示される

■コマツ賞
臼倉拓真氏「そのやさしさは、人と街と未来へと」
紙面に掲載された大きな「窓」を日経ARでスキャンして、自分の家の窓にかざすと、外に工事現場が広がり原寸大のショベルカーがあらわれる

■テレビ東京賞
佐野茜氏、大場元人氏「読み聞かせぷしゅ」
テレビ東京の人気番組「シナぷしゅ」に登場する様々な効果音を日経ARに活用。親が子供に絵本を読み聞かせる時にARで音を聞かせる

■マイナビ賞
齋木悠氏、後藤晃紀氏「のぞき見ランチ」
会社のランチ風景の写真が載る新聞広告を日経ARでスキャンすると、実際のランチタイムの動画があらわれて、その会社の社風や雰囲気を感じることができる

■日本経済新聞社賞
浦松鉄也氏「きせかえおしごとたいけん」
男女別の「将来なりたい職業ランキング」のイラストに日経ARをかざすと、男子の人気職業で女子が、女子の人気職業で男子が活躍する動画があらわれる