ACジャパンが主催する第15回「ACジャパン広告学生賞」の入賞作品が決定した。同広告学生賞は、学生を対象に公共広告をテーマにした広告作品を募集・表彰するもので、公共広告への理解と社会に関わる「公」の意識を育むことを目的としている。

その結果、テレビCM部門では、ヘルプマークをテーマにした「ハートをください」(日本大学芸術学部、制作代表者:猪腰侑花さん)がグランプリを、環境問題をテーマにした「ウミガメ家の食卓」(東京工芸大学、制作代表者:田村悠さん)が準グランプリBS民放賞を受賞した。
左:「ハートをください」(東京工芸大学 制作代表者:田村悠さん)<br />
右:「ウミガメ家の食卓」(日本大学芸術学部 制作代表者:猪腰侑花さん)
左:「ハートをください」(東京工芸大学 制作代表者:田村悠さん)
右:「ウミガメ家の食卓」(日本大学芸術学部 制作代表者:猪腰侑花さん)
また新聞広告部門では、SNSへの書き込みについてをテーマにした「もう二度と、消えません。」(日本大学芸術学部、制作者:皆川花さん)がグランプリを、子どものSOSをテーマにした「見落とした?見過ごした?」(東北芸術工科大学、制作者:三品しずくさん)が準グランプリを受賞した。
左:「もう二度と、消えません。」 (日本大学芸術学部 制作者:皆川花さん)<br />
右:「見落とした?見過ごした?」 東北芸術工科大学 (制作者:三品しずくさん)
左:「もう二度と、消えません。」 (日本大学芸術学部 制作者:皆川花さん)
右:「見落とした?見過ごした?」 東北芸術工科大学 (制作者:三品しずくさん)
審査の観点となったのは主に、「公共広告として優れており、人々に興味や気づきを感じさせる作品か」や「学生ならではの感性や、オリジナリティ溢れるアイデア・テーマ性があるか」といった視点。今年度「テレビCM部門」で、参加校29校(前年度29校)、201作品(前年度185作品)の応募があり、「新聞広告部門」では、参加校23校(前年度21校)、451作品(前年度288作品)の応募があった。また今回グランプリ、準グランプリを獲得したテレビCMの2作品はBS民放9局で、新聞広告の2作品は全国紙5紙で、7月からの1年間の間に放送・掲載される予定。