掲載情報|Vol.60-2 デザイナーのゴールは「デザインをすること」ではない キャリアアップナビ
最近注目の「タレントマネジメントシステム」とは、従業員のスキルや経験といった情報を一元管理し人事戦略に活かしていくシステムのこと。適材適所の人材配置や育成、評価に役立てようと、導入する企業が増えつつあります。中でも高いシェアを誇るのが「カオナビ」です。タレントの香取慎吾さんが出演したコミカルなテレビCMが印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
そんなカオナビで、クリエイティブディレクターを務める長谷川亮(はせがわりょう)さん。佐藤可士和氏、永井一史氏といった広告クリエイティブの巨匠に師事した後、国内外の広告会社でクリエイティブディレクターを務め、2021年にカオナビに入社しました。サントリー伊右衛門をはじめ、数多くの有名ブランドの広告を手掛けた経験を持ちながら、事業会社のインハウスデザイナーという道を歩み始めた長谷川さんが、今思うことは。
そんなカオナビで、クリエイティブディレクターを務める長谷川亮(はせがわりょう)さん。佐藤可士和氏、永井一史氏といった広告クリエイティブの巨匠に師事した後、国内外の広告会社でクリエイティブディレクターを務め、2021年にカオナビに入社しました。サントリー伊右衛門をはじめ、数多くの有名ブランドの広告を手掛けた経験を持ちながら、事業会社のインハウスデザイナーという道を歩み始めた長谷川さんが、今思うことは。
マスメディアン荒川が取材をした「キャリアアップナビ」記事が、宣伝会議「AdverTimes.」に掲載されました。
思いました。興味がある企業には会いましたし、転職を決めるギリギリまで迷っていました。でも、社会をつくっていくのは往々にして企業や組織です。一つひとつの企業が強くなれば、社会をダイナミックに変えられると思って、企業のビジネスを支援するBtoBの道を選びました。
カオナビは「完成されていない組織」だから良かった
──広告業界から事業会社への転職を決意した時、マスメディアンにご相談いただき、カオナビへの転職を支援させていただきました。まずはその時のお話をお聞きしたいのですが、ご自身が好きなブランドや、なじみがある商品を扱う企業に行きたいとは思わなかったのですか?思いました。興味がある企業には会いましたし、転職を決めるギリギリまで迷っていました。でも、社会をつくっていくのは往々にして企業や組織です。一つひとつの企業が強くなれば、社会をダイナミックに変えられると思って、企業のビジネスを支援するBtoBの道を選びました。
──カオナビのどんなところに惹かれたのでしょうか?
1つはパーパスですね。「“はたらく”にテクノロジーを実装し個の力から社会の仕様を変える」という未来軸で語られるパーパスに共感しました。日本の人口は減少の一途をたどっています。この先、個の力を引き出して、効果的に発揮することが大事な世界になっていく。カオナビの活動を通じて、企業のなかの個が変わったら、社会に対してすごく大きなインパクトを出せるなと思いました。
もう1つは、「完成されていない組織」だったからです。誤解を招きそうな表現ですが…(笑)、何が言いたいのかというと、僕は事業会社でBX(ブランドエクスペリエンス)をつくることに興味があったので、それが実現できる企業に入りたいと思っていました。
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