博報堂は、テレビCMとオンラインプラットフォームを横断した最適なメディアプラニングとクリエイティブプラニングで動画広告の「視聴後来店率」の最大化を目指す動画専門チーム「movisit(ムーヴィジット)」を始動する。なお、このプロジェクトは、動画を使ったマーケティング効果の最大化を目指すプロジェクト「hakuhodo.movie(ハクホウドウ・ドット・ムービー)」の取り組みの一環である。

メディア環境が変化するなかで、広告出稿において、テレビCMやオンライン広告などの広告種別に関わらず、各広告がもたらした生活者の行動への影響を計測し、効率的にコミュニケーションを実施することが求められている。今回のチームは、同社が長年培ってきたクリエイティブ力を活かした動画広告を主軸に、行動促進型広告の専門クリエイターがデジタル・アドバタイジング・コンソーシアムの運用型広告専門スタッフとともに、メディア選定から制作、PDCAまで一貫して動画広告のマネジメントを行う。Facebook、Google、Twitterなどの各プラットフォームに加え、テレビCMも含めた広告枠と動画クリエイティブを組み合わせ、店舗への来店や展示会場への来場などの生活者行動を促進する。
具体的には、最初にテレビやオンライン動画を統合した最適なメディアプラニングの自動抽出が可能なシステム「PIE」により、来店促進に効果的なメディア配分を算出する。その後、広告の目的に合ったクリエイティブ要素を自動抽出できる「動画クリエイティブプラナー」と、テレビCMの出稿量とクリエイティブ要素を中心にキャンペーンを選別、調査、蓄積している「博報堂オリジナルキャンペーントレース調査」データを活用し、効果的なクリエイティブ要素を抽出。これを参照しながら各広告枠に最適な動画クリエイティブを制作・配信し、テレビCM接触者の来店行動が計測可能なソリューション「Atma®」などで測定した「視聴後来店率」を基準に、広告枠とクリエイティブの最適な組み合わせについて、ROI(投資対効果)を最大化するべく、PDCAサイクルをマネジメントしていく。