メトロアドエージェンシーは、2023年度の公募型広告賞「Metro Ad Creative Award」のグランプリをはじめとした、各受賞作品を掲載したギャラリートレインを銀座線1編成にて運行する。

また、デジタルサイネージ部門の受賞作品は、丸ノ内線新宿駅メトロプロムナードに設置された駅構内サイネージのMetro Concourse Visionにて5月20日より放映が行われる。
「Metro Ad Creative Award」ギャラリートレインの様子
「Metro Ad Creative Award」ギャラリートレインの様子
駅構内サイネージ・Metro Concourse Vision
駅構内サイネージ・Metro Concourse Vision
「Metro Ad Creative Award」では、交通メディアを題材として新たな価値を創出する表現やアイディアを、グラフィック部門、プランニング部門、デジタルサイネージ部門の3部門で募集。メディアの特性を捉え、鉄道を利用される多くの方々に効果的にメッセージを届けるアイデアを選出し、表彰している。

今回、ギャラリートレインなどで掲出される作品のうち、各部門のグランプリは以下の通り。

グラフィック部門
明治「レジャーシート」

明治「レジャーシート」
明治「レジャーシート」
受賞者:石塚勢二氏(Dynamite Brothers Syndicate)
活用メディア:中づりポスター
審査員(順不同):えぐちりか氏(アートディレクター/アーティスト)、尾形真理子氏(Tang クリエイティブディレクター/コピーライター)、かっぴー氏(漫画家)、武山範洋氏(アートディレクター/プランナー)
審査員コメント(えぐちりか氏):「全応募作の中でこの作品だけが審査員全員から投票され、すぐにグランプリに決まりました。余計なことを言わず、引き算上手で、この商品を持ってピクニックに行こうというのがひと目で伝わります。レジャーシートを吊るすのも中づりという媒体ならではのアイデアでした。」

プランニング部門
日本デザイン「のびしろ美術館」

日本デザイン「のびしろ美術館」
日本デザイン「のびしろ美術館」
受賞者:速石光氏(ZIZO)
共同制作者:加藤修資氏(ZIZO)
活用メディア:駅構内
審査員(順不同):木村健太郎氏(博報堂ケトル エグゼクティブ クリエイティブディレクター/博報堂 執行役員)、三浦崇宏氏(The Breakthrough Company GO 代表取締役 PR/CreativeDirector)、関谷“アネーロ”拓巳氏 (TBWA HAKUHODO アクティベーションディレクター)、長田新子氏(渋谷未来デザイン 理事・事務局長)
審査員コメント(木村健太郎氏):「広告には、多くの人に浅く伝わるものと、狭い人に深く伝わるものがあるけど、日本デザインの広告は、このくらいまでターゲットを絞り込んで深く伝えたほうがいいと思いました。往復歩くだけでビフォーアフターがひと目でわかるいわばライザップ実証広告のフィジカル体験版ですね。ここで学べる門外不出な技術を惜しげもなく披露していて太っ腹!それに歩くだけで、タダでデザインのポイントが学べちゃうなんて、僕みたいな怠け者向けの教材としても素敵。デザインだけじゃなくて、料理やゴルフやファッションやインテリアなんかのビフォーアフターにも使える学びの万能フレームかもしれませんね。新宿駅の空間のバリューアップにも結びついていると思います。」

デジタルサイネージ部門
サッポロビール「振り返れば、食卓にいた。」

サッポロビール「振り返れば、食卓にいた。」
サッポロビール「振り返れば、食卓にいた。」
受賞者:伊藤 麻依子(フリーランス)
活用メディア:渋谷55ストリートビジョン
審査員(順不同):市川晴華氏(プランナー/クリエイティブディレクター)、藤井亮氏(映像作家/クリエイティブディレクター)
審査員コメント(市川晴華氏):「良かった点です。①無音メディアなのに激しい。この速度の画の切り替わりは駅構内でもとても目立ちそう。テレビではできない、サイネージだからこそできる表現。②新商品ではなく既に愛される商品だからこそ『振り返れば』という企画が効いている。③商品が出続けている必然性がある。④ちゃんと『おいしそう』も担保されている。」

ギャラリートレイン概要
掲出期間:5月1日~15日
掲出路線:銀座線(1編成)

Metro Concourse Vision放映概要
掲出期間:5月20日~26日
掲出駅:丸ノ内線新宿駅メトロプロムナード