Supershipホールディングスとテレビ朝日、サイバーエージェント、電通、博報堂DYメディアパートナーズの5社は、拡大する動画広告市場での収益機会を獲得するため、動画広告を配信する広告配信プラットフォームを構築・運用する合弁会社を設立することを発表した。社名は後日改めて発表され、5月24日付けでの設立を予定している。
 
合弁会社はテレビ朝日の連結子会社となり、国内の放送局としては初めて自社のデジタル動画広告配信プラットフォームを本格的に構築・運用することとなる。また、テレビ朝日とサイバーエージェントはメディアビジネスで培った資産・知見を、Supershipホールディングスはグループが有する卓越したテクノロジーとDMPをそれぞれ提供し、電通と博報堂DYメディアパートナーズは広告のセールス面で支援する。

合弁会社はまず、テレビ朝日の無料広告型見逃し配信サービス「テレ朝キャッチアップ」の広告枠と、サイバーエージェントとテレビ朝日が共同運営する「AbemaTV」の一部広告枠で配信を手がけ、ほかのデジタルメディアにもプラットフォームの利用を積極的に呼びかけていく予定だ。

5社は、顧客の投資対効果を高めることができるプラットフォームを提供していくと同時に、今までにない新しい形の動画広告を提供することで、データテクノロジーにおける新規市場の創出を目指していく。