2019年放送予定のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」。美術家でグラフィックデザイナーの横尾忠則氏が手がけた番組ロゴが公開された。

横尾氏は自身のTwitterで、ロゴを制作したことを明らかにし、画像とともに投稿。さらに、次のようにコメントしている。「『いだてん』は韋駄天と書く。仏舎利を奪って逃げた鬼を追っかけて捕まえた神様のことを言うらしい。鬼よりも速い神様だったのだろう。『いだてん』とはとにかく速く走ることだということを子供の頃から何となく知っていた。そんなわけで走り続けるドラマになってもらいたい。」と、エールを送った。
また、このツイートに触れ、電通のアートディレクター 藤井亮氏は、「ロゴデザインとはこうあるべし的な、デザイン業界の面倒くさいお作法をぜんぶすっ飛ばして超越してる感じが最高に痛快です。可読性だとか、いろんなサイズで使える汎用性だとか、そんなことではない圧倒的な腕力…かっこいい」とリツイートで賞賛。横尾氏のツイートは、3000件以上のリツイート、1万件以上のいいねと大きな反響があり、その斬新さが話題を呼んでいる。

いだてんは、宮藤官九郎さんが脚本を手がけ、主演を務める中村勘九郎さん、阿部サダヲさんをはじめ、綾瀬はるかさん、ビートたけしさん、役所広司さんら出演。オリンピックをテーマに、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年まで、およそ50年にわたって描くオリジナルストーリーとなっている。2019年1月6日から放送予定だ。