博報堂アイ・スタジオは、スマホを活用した自動撮影システム「Capture」のアップデートを行った。このアップデートにより、アウトドアアクティビティ体験中のベストショットを動画でも自動撮影可能となる。それに伴い、スキー・スノーボードのオフトレーニング施設「京・大阪KINGS」に同システムを導入、8月24日から動画での自動撮影サービス提供開始を発表した。
Captureは画像検出・認識用ニューラルネットワークアルゴリズムを使った独自の技術で人物の検出(機械学習)、撮影、写真加工を自動化するソリューション。撮影された写真データはオンライン上にアップロードされ、閲覧・自身のスマートフォンへのダウンロードできる。従来機能の静止画の自動撮影だけではなく動画での自動撮影も可能になった。ショート動画をシェアするSNSの普及などにより、「自身がアクティビティを楽しむ姿を動画撮影し、SNSで発信したい」というニーズが世界的に高まる中で、同サービスはさらに注目を集める。

京・大阪KINGSでは、施設内キッカーエリアに設置されたスマートフォンにより、アプローチからジャンプまでの瞬間が自動で撮影される。撮影された動画は、施設内休憩スペースに設置されたタッチパネル型サイネージやタブレットへ表示され、QRコード読み取りやメールアドレスの入力によって自身のスマートフォンへ簡単にダウンロードできるようになっている。
今後は他エリアや、スノーアクティビティ以外のゴルフやバスケットボールなど普段自分では撮影が難しいアクティビティにおいてもコンテンツ提供を予定している。スポーツ分野の幅広いシーンへの導入を進め、さまざまな世代が楽しむアクティビティの活性化に貢献するソリューションとしてのビジネス展開を目指す。