博報堂は、京都大学との共同研究をもとに「不便益」を活用した顧客体験設計の発想支援フレームを開発した。

博報堂は「不便」さから生み出される「益」に積極的な価値を見出そうとする「不便益」の考え方が、企業とユーザーとの良好な関係を築く「顧客体験設計」に適用できるものとして着目し、京都大学との共同研究を開始。この研究成果を活用し、「便利なサービス」を「不便なサービス」へと変換し、逆発想からくる多角的で斬新な顧客体験案の創造へつながる発想支援フレームを開発した。

博報堂は今後、有効な施策実例のさらなる抽出と、定量的な分析を取り入れることでメソッドの精緻化と改良を図り、クライアント企業へのより精緻なソリューション提供へと役立てていく考えだ。