日本新聞協会は9月5日、新聞広告賞を発表し、大賞には黒田博樹氏の「カープ新井選手引退記念企画『結局、新井は凄かった』」が決定した。

大賞受賞作は、プロ野球の広島東洋カープやアメリカ・大リーグで投手として活躍した黒田さんが、カープの同僚だった新井貴浩選手の引退に合わせて地元紙に掲載した個人広告。表面に新井選手のミスを取り上げた過去の新聞記事と写真を並べるとともに、裏面には新井選手をたたえ、ねぎらうメッセージを載せた。二人の微笑ましい関係が見てとれるユーモアあふれる広告に、広島のみならず東京でも新聞を求める人が後を絶たず、全国的に話題となった。記事や写真という新聞社の資産を活用したクリエイティブや、新井選手にとって現役最後となった試合の直後という時機を捉えた出稿など、新聞広告の特性を存分に活かした点が高く評価された。

同賞は、広告主部門と新聞社企画部門の2部門があり、新聞紙上で優れた広告活動を展開した広告主および新聞社に贈られる。今回は、広告主部門276件、新聞社企画部門65件の計341件の応募があり、大賞ほか、新聞広告賞ではそれぞれの部門から5件ずつ計10件が選出された。受賞作品は以下の通り。

新聞広告大賞

カープ新井選手引退記念企画「結局、新井は凄かった」
黒田博樹氏

新聞広告賞

<広告主部門 5作品>

2億円事件。お正月働き方改革広告
幸楽苑ホールディングス
香害 2点シリーズ
シャボン玉石けん
弊社Wikipediaをいったんそのまま掲載します。
セブンツーセブン
新元号キンチョール(4月1日)
大日本除虫菊
パンテーン #HairWeGOキャンペーン 就活ver.1 #1000人の就活生のホンネ
プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン
<新聞社企画部門 5作品>

海の声新聞
東京新聞 広告局
定年GO!
河北新報社 営業局
おくる福島民報
福島民報社 東京支社
「家族のはなし2018」家族の言葉新聞
信濃毎日新聞社 広告局
熊本城復興支援キャンペーン
熊本日日新聞社 業務推進局