博報堂DYホールディングスは、企業の顧客データと外部データを安心・安全に連携するソリューション提供に特化した「株式会社Data EX Platform(データ・イーエックス・プラットフォーム 略称:DEX)」を設立し、営業を開始した。
博報堂DYホールディングスは、2018年5月から「データ・エクスチェンジ・プラットフォーム設立準備室」を設立し、企業のデータ連携・利活用のニーズ把握や実証実験を進めてきた。そのなかで、自社で保有する顧客データだけでは顧客像を十分には捉えきれておらず、外部の生活者データと連携して顧客に関する理解を深めたいというニーズが多いことが明らかになった。しかし、外部データとの連携にあたっては、個人情報保護法に則った手段が限られており、十分な活用が進んでいないという課題も抱えていた。こうした実情を踏まえ、安心・安全な外部データの連携ソリューションを企業に提供するプラットフォームとして本格的に営業を開始するに至った。
DEXは、個人データを非個人情報に加工したうえで統合する技術「k-統計化&データフュージョン」や、外部のデータから推定値を付与する技術「モデル転移型データフュージョン」など独自の特許技術をコアに、さまざまな企業との実証実験を進めてきた。これらの技術を用いて安心・安全なデータの連携・利活用を支援し、企業におけるマーケティングの高度化、事業成長に貢献していく。