アクセンチュア インタラクティブは、世界最大級のデザインスタジオ「Fjord Tokyo(フィヨルド東京 )」を開設したことを発表した。これにより同社は、生活者の体験を起点とした企業変革を支援する体制をさらに拡充する。
Fjordは2001年に創業され、2013年にアクセンチュア インタラクティブ グループに加わった。世界33カ所にあるスタジオに1200人以上のデザイナーを擁し、デザインの力によって人々に愛されるサービスを創出して生活体験を向上し、企業価値を上げる支援をしている。

例えば、英国最大級規模の金融機関であるロイヤル・バンク・オブ・スコットランドの顧客に向けて、デジタル銀行サービス「Bó(ボー)」を立ち上げ、一人ひとりの状況や人生設計にあわせて、誰でも簡単に資産管理できる仕組みをつくった。デジタルを活用した最高の顧客体験を志向していたフィンランド航空に対しては、飛行機搭乗を含む旅行全体の体験を設計し提供。また、ジョンソン&ジョンソンのグループ企業で手術機器メーカーであるオーリス・ヘルス社に対しては、工業デザインに関する知見を活かして内視鏡の精度向上を実現、人々の健康を支えることに寄与した。
Fjord Tokyo(フィヨルド東京)チーム
Fjord Tokyo(フィヨルド東京)チーム
アクセンチュア インタラクティブ グループの日本統括である黒川順一郎氏は、「デジタル化に伴い、産業構造や生活者を取り巻く環境が著しく変化する中、日本が誇る高い技術力をより良い体験価値へと転換していく力が求められている。Fjordが企業の先にある生活者の体験をデザインすることで、アクセンチュア インタラクティブは、人々の生活にインパクトを与えるようなビジネス創出を支援していくことができる」と述べている。

また、Fjord Tokyo共同統括 番所浩平氏は、「世界中からFjord Tokyoに集まったデザイナーは、スキルやバックグラウンドは多様でも、『日本の生活をより良くしたい』という情熱は共通している。日本が築いてきた『Made in Japan』というブランドをさらに世界標準へ引き上げ、東京から世界トップレベルのサービスを発信していく」とコメント。


アクセンチュア インタラクティブは、「体験を再発明する(Reinventing the Experience)」をスローガンとして、IMJを含むグループ一体となって、デジタル領域の課題解決を支援してきた。Fjordをグループに迎え入れ協働をさらに加速することで、首尾一貫したサービスを一層強化していく。