講談社は11月12日、東京會舘にて「講談社メディアカンファレンス2019」を開催した。同カンファレンスは、これまで「読者が選ぶ・講談社広告賞」、「講談社デジタル広告大賞」として実施してきたイベントを刷新する形で企画されたもの。

2018年5月~2019年7月の期間に実施された、講談社における広告企画を対象に優れた企画を選出する「メディアアワード」の発表・贈賞のほか、「学びの場」としてトークショーなども開催された。
カンファレンスでは講談社の野間省伸・代表取締役社長から受賞企業への贈賞も行われた。写真は記念撮影に応じる野間社長と受賞企業。
カンファレンスでは講談社の野間省伸・代表取締役社長から受賞企業への贈賞も行われた。写真は記念撮影に応じる野間社長と受賞企業。
今回「講談社メディアアワード」にて優れた広告企画として顕彰されたのは8作品。『ViVI』ブランドを使い、日本と台湾で同時に実施された資生堂ジャパンの事例、「漫画家にも、こころに、お茶を。」というコンセプトのもと『モーニング』に連載中の人気漫画家4名がリレー形式で1週間の休みを取り、その休暇中に別の漫画家が代わりに描き下ろした作品のイラストとメッセージで構成されるスペシャルコンテンツを誌面に掲載した、サントリー食品インターナショナルの企画などが選ばれた。

いずれも雑誌ブランドと企業・商品ブランドが融合することで生まれる、読者にとっても魅力あるコンテンツが評価を受けていた。

今回の8作品の中でも特に新機軸と言えるのが『FRaU』の丸ごと1冊、SDGs特集。本企画は約20のパートナーとの共創により実現したもので、雑誌の買い取り、情報提供、イベントなど広告出稿以外の多様なパートナーシップのあり方が提示された。