博報堂が2018年10月より提供してきた、AIを活用してブランド世界観を検証する画像分析サービス(ブランド世界観分析サービス)。今回、アーガイルのSNS投稿データ抽出ツールと連携し、画像収集機能と投稿内容の分析機能を拡充した新サービス「Brand Style Analyzer」として新たに提供を開始する。
2018年10月にリリースしたブランド世界観分析サービスは、企業や団体、または商品・サービスに関連する各種SNSに投稿された画像を分析し、生活者視点でのブランド世界観を検証するというもの。LeapMindが保有する独自のディープラーニング技術を用いて画像を分析し、ブランドに対して生活者が抱いている定性的なイメージを、定量的に把握することができる。

今回新たに提供開始する「Brand Style Analyzer」では、ブランド世界観分析サービスと、アーガイルのSNS投稿データおよび画像情報の抽出ツール「TagLive」と連携し、画像収集機能および投稿内容の分析機能を拡充。アーガイルの「TagLive」を活用することにより、画像収集に要する膨大な作業時間を大幅に削減し、抽出データに含まれる投稿テキストや投稿へのリアクション数、ハッシュタグなどの情報と画像分析の結果を紐づけることで、より精緻な分析が可能となる。
画像ごとに12種の「パーソナリティ」・44種の「シーン」のスコアを計測。画像に付随するテキスト内の頻出単語を集計し分析。
画像ごとに12種の「パーソナリティ」・44種の「シーン」のスコアを計測。画像に付随するテキスト内の頻出単語を集計し分析。
SNS画像を通じた非言語情報の収集・分析は、生活者が商品やブランドに対して無意識に抱いているイメージを検証するうえで非常に有効だが、さらに、各画像に付随する投稿テキストや投稿へのリアクションといった生活者の意識も分析することで、意識・無意識の両面からより深く生活者を理解することができる。このサービスを用いてSNS画像やテキストを分析することで、生活者の新たな習慣や行動、潜在的なニーズを発見することも可能で、新しいブランドの立ち上げや新商品開発などの際に、関連した商品やサービスの画像を分析することで、スピーディーに生活者のニーズやブランドスタイルの方向性を探り、より効果的なブランディングを実現していく。