AI-Beaconを活用したマーケティングやDMP事業を行うアドインテと、日本産食品のマーケティング事業を展開するエイチアンドダブリューは、流通革命を促進するAI-Beacon搭載のIoT式自動販売機「AIICO(アイコ)」を共同開発・製造・提供することを前提に資本業務提携を締結し、協業開始を発表した。
「AIICO」は、通常の自動販売機では実現できなかった新たなOne to Oneマーケティングを可能にする自動販売機である。生活導線系メディアの接触状況を可視化することで、最適化された動画広告の配信を実現した。同時に、デジタルサイネージ型の自動販売機として、常温加工食品を発売するだけではなく、商品特性の詳細や生産者の物語などを動画コンテンツとして配信することができる。そのため、さまざまなユーザー体験を提供することが可能と述べた。

エイチアンドダブリューは、令和元年5月31日に公布された「食品ロスの削減の推進に関する法律(令和元年法律第19号)」を受け、缶詰の自動販売機による販売を模索していた。IoT製品やデジタルサイネージ関連事業を展開するアドインテが協業することにより、空港や駅、商業施設や駐車場、サービスエリアなど、全国10,000箇所の設置を目指し、新たなるデジタルサイネージメディアとしての価値創出を目指す。また、ロケーションオーナーなどの新たなる収益化に向けたサービスの開発も行っていく考え。