電通は12月10日より、自家用車オーナー同士の間で愛車を一時的に交換することができるアプリサービス「CAROSET(カローゼット)」を開始する。
CAROSETは、利用者間での金銭のやりとりが発生しない「共利用型シェアリング」というシェアリングモデル。月額基本料を支払い会員となれば、自分が所有するクルマをアプリに登録することで、その時々の目的に合わせ、他のCAROSET会員のクルマと一時的に交換することが可能となる。また、他の会員からの一時交換リクエストに応じた日数分だけ、自分も他の会員に一時交換のリクエストを出すことができるというルールが最大の特徴だ。

同サービスは、電通がCtoCサービスを開発・提供していくことを目的に設立した100%子会社のカローゼット社の第1弾のサービス。今回のサービス一般公開に合わせ、複数の企業・団体と協業して、さまざまな形の実証を予定している。また同社はこれらの協業を通して、今後、サービスの範囲をクルマに限らず、個人が保有する他の資産へと広げていく考えだ。