日本アドバタイザーズ協会(JAA)は、1月16日、「第58回JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」の入賞作品を発表した。

新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、デジタル、屋外・交通の6部門に今回は1544点の応募が集まり、111名の消費者審査員によって「好感、共感、親近感が持てる広告であるか」、「わかりやすく、納得できる広告であるか」、「オリジナリティが感じられる広告であるか」という審査基準のもと、約1カ月にわたり選考が行われた。

芳賀康浩審査員⾧は、「今年のコンクールは平成から令和へという時代の変わり目に行われた。このような時代の変わり目にあっても、消費者は懐古主義的というよりむしろ未来志向であることを感じた。企業が製品・サービスやビジネスを通じて消費者に提供しようとしているのはどのような未来なのか、広告が共感を得られるかどうかはここにかかっているのかもしれない」とコメントした。

最高賞であるJAA賞グランプリ含め、全70作品が入賞を果たした。JAA賞グランプリと経済産業大臣賞の結果は以下の通り。

JAAグランプリ

■新聞広告部門
味の素「非常においしく食べられます。」
■雑誌広告部門
味の素「シニアこそ、お肉。」
■テレビ広告部門
クボタ「壁がある。だから、行く。『Try For Dreams.』篇」
■ラジオ広告部門
パナソニック「温度を聞く」
■デジタル広告部門
東日本高速道路「父と母の卒業旅行 ~The Last Long Drive~」
■屋外・交通広告部門
南海電気鉄道「世界初!?で超めでたい!電車の夫婦にこどもが誕生」

経済産業大臣賞

■テレビ広告部門
東海テレビ放送「見えない障害と生きる。」