人体認識技術を用いて、テレビ視聴者の視聴態勢から「視聴質」データを取得・提供するTVISION INSIGHTSは、年間で最も見られていたCMを調査する「2019年 年間テレビCM注視度ランキング」を発表した。1位には女優の長澤まさみさん出演のクボタ「壁がある。だから、行く。 Try For Dreams.」が選ばれた。
同ランキングは、2019年1月1日~12月31日に放送されたCMを対象として、AI値(注視度=Attention Index)をもとに作成。数値が高いほど、CMが流れている時に画面を注視していた時間が長く、人数も多いことを示している。

ランキングには、1位となったクボタ以外にも、幅広い種類のCMがランクイン。TVISION INSIGHTSの視聴質コンサルタントは、2位に選ばれた、サントリーボス「老舗」篇に関して、人気のジョーンズシリーズに親子のいい話が加わり幅広い世代によく見られていたという見識を示した。インスタ女子の「映えー!」のシーンで最も注視されており、トレンドワードで注目が集まった。また、ソフトバンクの「真夏のバッキャロー」篇は、盛り上がるシーンでフリーズするという新しい仕掛けで視聴者に違和感を与え、注視を獲得したと分析している。

なお、個人全体のランキングトップ20は以下の通り。