傘業界にイノベーション! SDGsを目指し「ビニール傘並みのお値段」で買える折りたたみ傘販売
国内シェアNo.1の傘ブランドWaterfront(ウォーターフロント)を運営するシューズセレクションは、世界でも傘の消費量が多く、特にビニール傘の使い捨てが習慣化している日本人に対し、SDGsの観点から折りたたみ傘の携帯習慣を啓発する「たたむ、をひろげるプロジェクト」を2019年6月よりスタート。その第3弾として、“ビニール傘並みのお値段”で購入できる折りたたみ傘「GO!GO!UMBRELLA」を1月24日より販売する。
傘の携帯習慣の啓発として、シューズセレクションでは兼ねてから日本古来の「たたむ」文化に着目。軽量化・小型化された折りたたみ傘の開発などを進めてきた。今回、新発売する「GO!GO!UMBRELLA」は、ビニール傘と同等、もしくはそれより安価にするために、傘本体へのWaterfrontロゴ刺繍を排除、またストラップを付けず、カラーも紺一色に絞り製造コストを抑えることで550円での販売を実現。傘が単色のため、パッケージはWaterfrontのコーポレートカラーである虹のようにカラフルにし、持ち運ぶときに少しでも楽しんでもらえるようなデザインとして設計している。また使用後はケースに入れることで、持ち運ぶ際もカバンの中が濡れない仕様になる。
日本洋傘振興協議会によると、日本では年間1.3億本の傘が消費があり、そのうち8000万本がビニール傘、その消費量は世界一とまで言われている。一方で国内の遺失物の31%が傘。さらに拾得数に対する遺失物届数の割合は、財布は107.4%、携帯電話は165.1%に対し、傘ではわずか1.8%など、日本はどこでも傘が購入できる一方で、傘を大切にする意識が低い国と言われている。
その要因として挙げられるのが「傘といえば(短期利用の)ビニール傘」という意識。ウェザーニュースによると、実際に使用する傘の内訳として「折りたたみ傘」は世界平均で55%にも関わらず、日本では21%と半数以下の数値となっている。
シューズセレクションが取り組む「たたむ、をひろげるプロジェクト」では、年々ビニール傘の生産を削減しており、2019年には2017年比で約68%削減をした。シューズセレクションは今後も、ビニール傘を始めとした傘の使い捨て文化から脱却すべく、今後はさまざまな企業やブランドとのコラボレーションなどを通し、何度も繰り返し使い続けることができる折りたたみ傘の普及活動に取り組んでいくとしている。
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その要因として挙げられるのが「傘といえば(短期利用の)ビニール傘」という意識。ウェザーニュースによると、実際に使用する傘の内訳として「折りたたみ傘」は世界平均で55%にも関わらず、日本では21%と半数以下の数値となっている。
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