モスバーガー、エリアターゲティング広告で来店効率1.9倍

ハンバーガーチェーン「モスバーガー」を運営するモスフードサービスは、エリアターゲティング広告の実証実験を行い、優良エリアにおける来店効率が、全エリアの平均と比較して約1.9倍となったことを発表した。

実証実験では、凸版印刷のグループ会社であるONE COMPATHが運営するエリアマーケティングサービス「エリアデータマート TORIMAKU」を使用。気象のエリアごとに常に変化する情報や、人口統計などのジオデモグラフィクスデータといった各種地域環境データを集約し、各企業やDMP事業者、広告事業者に向けて最適なフォーマットとして提供される。 モスバーガーでは、これまでにもテレビCMや交通広告、SNSなど、さまざまな広告施策を行っていたが、より詳細なエリア傾向を分析すべく、静岡県の全ドライブスルー店舗を対象としたエリアターゲティング広告を配信した。

今回の実証実験の結果、ポテンシャルスコアが最も高かった優良エリアでは、全エリアの平均と比べ来店効率が1.9倍となり、来店コスト単価は43%良化した。さらに、新規来店客のうち、優良エリアの新規来店客の割合が51.9%と半数を超え、エリアターゲティング広告の効果が実証された。