電通運営の「engawa KYOTO」は、ハワイ発のコワーキングスペース事業者・Jelly Worksと提携し、コワーキングスペースの相互利用サービスを開始する。会員企業は2月1日より利用できる。

電通は、2019年7月から京都市烏丸で事業共創・コワーキングスペースengawa KYOTOを運営し、個人や企業の縁をつなぎ、これからの地域の活力となる事業創造支援を行っている。同様に、旅行先や移住地として日本人になじみの深いハワイにおいて、コワーキングスペースBox Jellyを運営し、新規事業等の立ち上げを支援しているのがJelly Worksだ。両社が共鳴し、両会員のサポートを行うべく、京都およびハワイでの相互スペース利用を可能とした。

また両社は、海に囲まれた日本とハワイならではの未来について議論・構想し、課題解決を模索する「Island Innovation Project」をスタートする。同プロジェクトは、日本とハワイの双方の発展を目的に進められる。異文化が共存・融合したユニークな文化があり、また、海洋プラスチックごみなどに代表される海洋環境の課題や、観光、エネルギー資源問題を持つなど日本とハワイには共通する課題もある。日本のスタートアップ企業が、米国でも地理的に近いハワイを経由して北米本土や世界へ進出するためのサポートプログラムや、ハワイのスタートアップ企業が日本企業との提携や日本市場へ進出するためのサポートプログラムの開発を目指す。

同プロジェクトの第1弾として、2020年5月下旬に、スタートアップ企業だけでなく事業家や投資家などを集めたネットワーキングおよびピッチイベント「Island Innovation Demo Day 2020」の開催も予定している。