ガンバ大阪のファン獲得を図る、新たなエリアマーケティングを実証実験
パナソニックグループのIT中核会社であるパナソニックインフォメーションシステムズ(以下、パナソニックIS)とアドソル日進は、2019年4月から10月まで、ガンバ大阪の協力のもと、地理情報を活用したエリアマーケティングの実証実験を実施した。
実験では、ガンバ大阪の本拠地に向けたポスティング実施にあたり、保有する各種データを分析。ホームタウン会員データや国勢調査情報、鉄道データを地図上で可視化し、配布エリアを選定している。
実験対象となった計4試合にてエリア選定、ポスティング、効果測定を実施したところ、「世帯数に対してホームタウン会員が少なく、スポーツ観覧料消費が高く、スタジアムへのアクセスが良好なエリア」へのポスティングが効果的であるという結果が得られた。また、計4試合で847人の新規ホームタウン会員獲得と、1564人の集客につながった。
会員データとオープンデータの組み合わせ、特に距離や乗換回数などの心理的要因となるデータを活用した分析は、スポーツビジネスのエリアマーケティングにおける新たな試みとなった。パナソニックISとアドソル日進は、同実験の成果をふまえ協業し、スポーツ市場における拡販に向けたソリューション化を推進していく。

ポスティングエリア選定イメージ
実験対象となった計4試合にてエリア選定、ポスティング、効果測定を実施したところ、「世帯数に対してホームタウン会員が少なく、スポーツ観覧料消費が高く、スタジアムへのアクセスが良好なエリア」へのポスティングが効果的であるという結果が得られた。また、計4試合で847人の新規ホームタウン会員獲得と、1564人の集客につながった。

実験で配布されたチラシ

分析内容の一部