2019年1月から株式会社アサツーディ・ケイは、持株会社体制へと移行する。ADKホールディングス代表取締役社長・グループCEO 植野伸一氏は年頭挨拶とともに、それぞれの組織の展望について所信を述べた。

同社は「株式会社ADKホールディングス」を純粋持株会社とし、その傘下に、専門性を高めた事業会社として「株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ」「株式会社ADKクリエイティブ・ワン」「株式会社ADKエモーションズ」に再編する。

株式会社ADKマーケティング・ソリューションズは、クライアントとのフロントラインとして、コミュニケーションを中心としたマーケティング領域における統合的なソリューションの提供を行う。注目領域であるデータマネジメント領域では、独自のDMPをコアにデータドリブンマーケティングを展開し、メディアビジネスにおいても、マスメディア&デジタルメディアの最適なプランニング、バイイングおよび運用を推進していく。

株式会社ADKクリエイティブ・ワンは、総勢約700名を擁する総合クリエイティブ会社として、各事業会社と緊密に連携しながら、クリエイティブおよびプロモーション領域におけるコミュニケーション戦略の企画・制作・実施までをワンストップで実現する。

また、株式会社ADKエモーションズは、ADKグループの強みであるコンテンツ事業において、その独自性をより一層発揮し、日本国内はもちろん、世界のマーケットを舞台にライツ・マーケティングビジネスの基盤を強固に確立していく。

2013年8月に発表した「VISION2020:コンシューマー・アクティベーション・カンパニーへの変革」のもとに変革を進めてきた同社。植野氏は、2019年を『構造改革の総仕上げの年』と捉えており、3つの事業会社がそれぞれの専門領域で知見とスキル、そして生産性をさらに高め、プロフェッショナル・ユニットの集積体として、消費者を動かす「コンシューマー・アクティベーション」を実現していきたいと述べている。