京都新聞社は、141周年を迎える6月9日に新事業「THE KYOTO」を電通と共同で立ち上げた。「THE KYOTO」は「文化を知る。世界を変える。」をスローガンに、メディア、サロン、クラウドファンディングの3つの活動を柱とし、京都をヒントに未来の文化を生み出すためのプラットフォームである。
また、本事業では、地方新聞社の業態進化への挑戦として、以下の3つの新しいジャーナリズムを目指していく。

●Slow Journalism<スロージャーナリズム>
新しさや速さよりも歴史に磨かれた智慧を探求し、現在に価値のある視点を丁寧に伝える。
●Solutions Journalism<ソリューションジャーナリズム>
社会課題を提起するだけでなく、共感でコミュニティを生み出し解決まで導く。
●Glocal Journalism<グローカルジャーナリズム>
地域に根付く姿勢はそのままに、読者を世界へ拡げる。

活動の柱のひとつであるメディアでは、京都に流れる時間のようにゆっくりと、丁寧な記事を配信することを目指す。新しさや速さよりも歴史に磨かれた智慧を探求し、現在に価値ある視点で伝えるスロージャーナリズムの精神で、1日3本の記事を配信。「Inspiration」「Sense」「Idea」3つの刺激で、読者の美意識・哲学のアップデートをサポートしていく。
同事業から、京都の価値を再認識し、未来の文化を考えるグローバルなアート・文化のコミュニティを生み出すことを目指すと述べた。