博報堂プロダクツは、新型コロナウイルス感染症対策に配慮しながらも、デジタルテクノロジーを活用したリアルイベントの実施に向けた新たな取り組みを発表した。

これまで年間1000件以上のイベントを手掛けてきたノウハウと、デジタル・リアル各専門領域の連携により、これからのウィズコロナ、アフターコロナにおける「リアルな感動と体験」を損なわない安全なイベント実施を目指す。また、「安全なイベント実施を実現するためのガイドライン」を発表。広告会社が請け負う大型イベントだけではなく、小規模な地域イベントなどにも活用できる普遍的な内容となっている。

■「安全なイベント実施を実現するためのガイドライン」概略

<イベント開催時における感染予防の基本10原則>

1. 飲食をともなう場所で、マスクなしで会話をするのは、もっともリスクが高い。できるだけイベント内で飲食をともなわないような運営、スケジュールを計画・実行すること。また関係者やスタッフ内でも打ち上げは行わない。

2. 主催者、関係者、スタッフ間で会場や控室内にて飲食を行う場合も、対面で座ることを避け、会話することを避ける。打ち合わせなど会話を行う場合は、食事等を済ませた後に、マスクを着用した状態で行うこと。

3. いかなる場所でもマスクを常に着用する。またゲストがマスクを着用できない場合などは、なるべく会話をせず、距離も取るようにする。

4. すべての場所でソーシャルディスタンスをとり、室内においては換気を十分に行う。(最低でも1時間に1回は行う)。

5. 手指消毒に努める。大勢の人と一緒に作業をする前と後に必ず手を洗う。

6. よく触る部位(ドアノブなど)の消毒を行う。機材の消毒を頻回に行うことは難しい場合もある。従って手指消毒をきちんと行い、機材の消毒も1日1回程度として実施する。

7. イベントの準備および開催期間においては毎日の検温と体調管理を(アプリやシートなどがあればそれらをも使って)行い、管理者が必ず把握する。

8. 体調が悪いスタッフには、休みを取らせ、ほかのスタッフがバックアップを行える体制をあらかじめつくっておくこと。

9. 事前の準備段階(本番前)においても関係者の時差通勤・テレワークを推進する。

10. プライベートにおいても、感染を予防することが重要。感染の高い行為やイベントに参加しない。