ワンメディアは、「The STORY MAKERS この世界に、物語を。」を新コーポレートスローガンに掲げ、顧客サービスをさらに拡大していくことを発表した。それに伴い、今後の動画ビジネスの展望を論じる明石ガクト氏の新著もNewsPicksから発売された。
今回の発表の経緯には、新型コロナウイルスによる影響がある。ワンメディアでも、会社史上最高の金額で受注した案件や、海外ロケハンを完了し後は撮影するのみだった案件など、ワンメディアにとっての2020年を象徴するような数々の案件がキャンセルとなり、コロナショックにより大きな損害を被った。

そこでワンメディアが至ったのは、動画だけの会社にとらわれないことだ。映画やテレビ番組といった2時間かけて楽しむ長距離走のストーリー、CMという30秒で心を掴む短距離走のストーリー、これらの物語が主役だったこれまでを「映像の世紀」と定義。そして、5分で伝える中距離走のストーリーが主役になるであろう、これからの時代を「映像の世紀」と、ワンメディアでは定義した。また、これらのストーリーによって生み出される社会を前進させる最も強いパワーは共感であると考え、その共感を動画という飲み込みやすいパッケージに加工し届けていくことをワンメディアでは目指していく。
これに際し、7月1日に、NewsPicksの電子書籍向けレーベル「NewsPicks Select」第1弾として、明石ガクト氏の新著『動画の世紀 The STORY MAKERS』が発売された。コロナショックで歩みを止めざるを得なかった多くの人に、共感を集めるためのストーリーテリングや動画プロデュースのノウハウを伝えたいとの思いから、これからの動画ビジネスにおけるニューノーマルをまとめた。共感を生むストーリーの秘密や、それを再現するワンメディア独自のメソッド「3C」、動画プロデューサーの仕事徹底解説などが収録されている。