食品流通市場のDXを加速する10Xは、スーパーや小売店から食料品・日用品を自宅まで届けるラストワンマイル物流事業を展開するココネットと業務提携したことを発表した。

10Xが提供する開発不要でネットスーパーを立上げ可能なサービス「Stailer」と、効率的なラストワンマイル配送を実現するココネットの「スパイダーデリバリー」を組み合わせ、ネットスーパーで注文した食品を自宅まで配送する仕組みをワンストップで提供する。

具体的には、Stailerが店舗のPOSシステムをもとに商品マスターデータを作成し、ユーザーが便利に使えるネットスーパーアプリを提供。ユーザーからアプリを通じて注文が入ると、ココネットのラストワンマイル配送網の中から最も配送効率の良い配送員(ハーティスト)へ、業務と配送ルートがAIにより指示される。指示を受けたハーティストはスーパー店舗で商品のピッキング・パッキングを行い、ユーザーの自宅まで商品を配送する。

今回の提携により、スーパー・小売事業者は自社でのシステム開発・アプリ開発や配送オペレーション構築・配達員の確保などが不要となり、すぐにネットスーパー事業を立ち上げることが可能。
10Xとココネットは、今回の提携を通じて、日本の食品流通市場におけるデジタルトランスフォーメーションを推進していく。