一般社団法人オタクコイン協会は、電通のDentsu Japanimation Studio代表・武藤隆史氏と、博報堂が発足した博報堂ブロックチェーン・イニシアティブの伊藤佑介氏の2名が理事に就任したことを発表した。
同協会は、コンテンツ業界に関連が深い企業・専門家などで組成。アニメやマンガ、ゲームなどのコンテンツ業界内に流通するコミュニティ通貨『オタクコイン』を手掛け、オタク文化の維持・発展に取り組んできた。

理事に就任した電通・武藤隆史氏は、これまで広告、空間、組織、アニメなどのコンセプトメイキングや、自動車、タイヤ、トイレタリー、飲料、テーマパークなど国内外のあらゆるコミュニケーション戦略立案に従事。また、日本、米国、中国クライアントのブランデッド短編アニメの企画も経験している。
電通 Dentsu Japanimation Studio代表/第1統合ソリューション局 武藤隆史氏
電通 Dentsu Japanimation Studio代表/第1統合ソリューション局 武藤隆史氏
博報堂・伊藤佑介氏は、マーケティングコミュニケーション領域のブロックチェーンサービスを開発。現在は、さまざまなブロックチェーンベンチャーとコラボレーションしてブロックチェーンの社会実装に取り組んでいる。
博報堂 ブロックチェーン・イニシアティブ 伊藤佑介氏
博報堂 ブロックチェーン・イニシアティブ 伊藤佑介氏
今回、二者が加わることにより、『オタクコイン』を世界中のファンコミュニティへ普及を促進し、より公平性を意識した組織体を目指す。加えて、国内の有力アニメスタジオ11社と連携しアニメCMを制作する電通本社内のグループ横断組織「Dentsu Japanimation Studio(電通ジャパニメーションスタジオ)」と、博報堂がブロックチェーン活用やトークンコミュニティ形成に関するサービス開発を推進するために発足した「HAKUHODO Blockchain Initiative(博報堂ブロックチェーン・イニシアティブ)」が、オタクコイン協会の正会員に参画。今後、コミュニティ通貨『オタクコイン』を活用したコラボレーションやサービスなどを模索していく。