第36回 読売広告大賞グランプリは、大日本印刷

読売新聞社は7月、同社が主催する第36回「読売広告大賞」の受賞全作品を発表した。グランプリには大日本印刷の企業広告「イノベーションは、このような形で突如現れる。」が選出された。 グランプリを受賞した企業広告は、陸上競技で今は“あたりまえ”となったクラウチングスタートのストーリーを伝えるもの。一人の選手が挑戦を重ね、オリンピック競技大会で登場させたこの革新的な走法で、優勝という結果を出したという事実を伝えている。この広告を通して、同社の“未来のあたりまえ”をつくる日々の挑戦を、クラウチングスタートの誕生に重ね合わせて表現した。準グランプリは、クラシエ薬品と宝島社が受賞した。

また、読者アンケートにより受賞作品が選ばれる読者大賞は、ラグビー日本代表の決起会が行われた2019年9月7日の朝刊に掲出された広告、大正製薬「みんなの想いを胸に　ファイトイッパーツ！」が受賞した。 選考委員長は、連 クリエイティブディレクター 佐々木宏氏が務めた。

受賞作品は、下記の通り。

グランプリ

大日本印刷
「イノベーションは、このような形で突如現れる。」2020年1月1日／全国版／朝刊／15段

準グランプリ

クラシエ薬品
「行楽地で一番長い行列は、女子トイレだったりする。」2019年5月26日／全国版／朝刊／15段
「その症状、『次とまります』。」2019年7月4日／全国版／朝刊／15段
「秋の夜は長い。眠れないと、さらに長い。」2019年9月28日／全国版／朝刊／15段
「今年は、平成と令和 両方の忘年会ですね。」2019年11月28日／全国版／朝刊／15段
「国民の皆さまの健康のため、身を粉にして働く所存です。」2020年1月7日／全国版／朝刊／15段

宝島社
「ヤなことは見えない。メンドーなことは話さない。ツゴウのわるいことは聞こえない。」2020年1月7日／全国版／朝刊／30段

部門賞

＜食・飲料＞
・最優秀賞
MHD モエ ヘネシー ディアジオ
「Dom Pérignon×Lenny Kravitz」2019年10月10日／全国版／朝刊／30段

＜ファッション・ビューティー＞
・最優秀賞
エルメスジャポン
「DREAMS BEGIN HERE」2019年8月21日／東京本社版／朝刊／15段

＜健康・くらし＞
・最優秀賞
大日本除虫菊
「NZTKKKK」2019年6月15日／全国版／朝刊／15段

＜ショッピング＞
・最優秀賞
大丸松坂屋百貨店　大丸心斎橋店
「懐かしい記憶と、待ちわびた期待と。」2019年9月19日／大阪本社版／朝刊／15段

＜カルチャー・エンターテインメント＞
・最優秀賞
講談社
「2020年 講談社大図解」2020年1月1日／全国版／朝刊／15段

＜運輸・レジャー＞
・最優秀賞
いすゞ自動車
「何度でも、生まれ変わろう。」2019年8月26日／全国版／朝刊／30段

＜テクノロジー＞
・最優秀賞
関西電気保安協会
「世界初、関西人にだけメロディが聴こえる広告。」2020年2月26日／大阪本社版／朝刊／5段
「この曲じゃなきゃダメなんだ。」2020年2月27日／大阪本社版／朝刊／5段
「『えっ？　この曲ってベートーヴェンなの？』『えぇ、関西のね』」2020年2月28日／大阪本社版／朝刊／5段

＜社会・教育＞
・最優秀賞
近畿大学
「近大は万博だ」2019年11月1日／大阪本社版／朝刊／15段

＜住・資産＞
・最優秀賞
鹿島建設
「芭蕉にも、もう一度お見せしたい。」2020年3月25日／東京本社版／朝刊／15段

東京2020オリンピック･パラリンピック広告賞

・最優秀賞
ヤマトホールディングス
「2020年の東京を、応援であふれるTOKYOにしよう。」2019年6月14日／全国版／朝刊／15段

読者大賞

大正製薬
「みんなの想いを胸に　ファイトイッパーツ！」2019年9月7日／全国版／朝刊／15段

読者賞

＜大阪本社＞
関西電気保安協会
「世界初、関西人にだけメロディが聴こえる広告。」2020年2月26日／大阪本社版／朝刊／5段
「この曲じゃなきゃダメなんだ。」2020年2月27日／大阪本社版／朝刊／5段
「『えっ？　この曲ってベートーヴェンなの？』『えぇ、関西のね』」2020年2月28日／大阪本社版／朝刊／5段

＜西部本社＞
スターフライヤー
「11年輝き続けるホスピタリティで、聖夜もお迎えいたします。」2019年12月24日／西部本社版／朝刊／15段

＜支社＞
かま栄
「日本の夏に、帰りましょう。」2019年7月31日／北海道支社版／朝刊／5段
「故郷があるって、すっごく幸せなことなんだって。いつかそう思うのかな、僕も…」2019年12月6日／北海道支社版／朝刊／5段